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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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僕が父の仕事の都合で連れられて、ドイツその他ヨーロッパ諸国に行っていたのは、一体何年生の頃だったのか……小3か4なのは覚えてるんだけれども、どっちなのかが判然としない。持っていった本は全部覚えているのに。『ガリヴァー旅行記』と『ハイジ』と『若草物語』と『大きな森の小さな家』と『ムーミンパパの思い出』だった。なんで、エンデとか持っていかなかったんだろう。なんでグリム童話じゃなかったんだろう。土地的に関係あるの、『ハイジ』だけじゃん。(北欧で行ったのはノルウェーだけなので、ムーミンは微妙に関係ない)
ちなみに現地ではトロールの絵本(推定でノルウェー語のため、詳細不明)と『ボルピィ物語』を買ってもらった。……だから、なんで、本のコトは覚えているのに、何時行ったかが記憶にないんだ。そっちの方がよっぽど重要だろうが。
ちなみに、全部完訳版なので、一般的に言う読書の適齢みたいなのは、あんまり参考になりません。ガリヴァーとハイジに至っては分厚いヤツだしね、福音社かなんかの。

とかなんとか。
吉村昭の『彰義隊』を読みました。
……
…………
彰義隊じゃなくてさ。
これ、輪王寺宮のお話だよね、完っ璧。そう思って読むと面白いんだろうけど、彰義隊って冠してるのは、正直微妙な気分になる。
彰義隊って言ってるのに、天野さんすらまともに出てこないって……いや、宮さまのことは今まで名前と、奥羽越列藩同盟の盟主になってくれた人だって言うのと、あと相馬さんのことを「ことに器量の者なり」 って褒めてくれた人ってことくらいしか認識がなかったから(それはそれでどーかと)勉強になったんだけど。
……なったんだけど。
戦った人たちだけが総てじゃなくて、こう言う時代だから政治的な切り札にってくれた人も大事だって言うのは判ったんだけど。
……判ってるんだけど!!

あー、誤魔化しても無駄だ。この本つまんない。
しかも、有栖川宮に対する敵意、と言うか恨みが恐すぎるよ。星亮一の本みたい。
そこを除けば、後は小説と言うよりもむしろ「図解雑学輪王寺宮」みたいなノリで、宮さま一行や、その時の奥羽越の動き、新政府軍の動きなどが、とても判り易く流れに従って書かれていて、よかったんですけど……キャラクターもイマイチだし。なんか、よく判んないんだよなあ。
なんかなー、なんか、小説とは違うんだよなあ。
彰彦先生のも、やっぱりこんな感じの、ただの歴史解説本と紙一重の小説の書き方されているんだけど、あの人のは面白いのに。何がダメなんだろう。何が面白くないんだろう。
私は確かに盲目的に春日隊長が好きだけれど、それは単に「牡丹人」って言葉が異様にツボに嵌っただけであって、春日隊長が出てきてないってのは、話が面白いか否かには関係ないと思うんだよなあ……むう。
男前度数? 皇族で僧籍の人間にそれ求めるってのは無理か……だったら、面白くないのも仕方ないかなあ……でも、だとしたら同じ僧籍の覚王院はどう説明つけるんだ。うん、あの人はカッコ良かった。

歴史小説は、資料に残っていない「なんで?」を考えたり、人が考えた「なんで?」を読んで共感したり、反発したりするのが面白いんだと思います。だから、同じ題材を扱った本を何冊読んでも面白い。むしろ読めば読むほど面白い。その「なんで?」の発露って、主にキャラクター性に出ると、私は思うのですよ。同じ選択するにしても、そのキャラクターによって「何故その方法を選択するのか」って違ってくる。つまり、それぞれの「なんで?」が違ってくる。歴史は変えようがないですからね。そうやって、全然違うお話になっていくんだと思う。
この『彰義隊』からはその「なんで?」がイマイチ感じられない気がしたんだよなあ……だって、「なんで?」が存在しないんだもの。宮さま、すっげえ流されて奥州まで行ってるから。
……あれ、そう言う理由?
あ、でも別に多分宮さまのことはそんなに嫌いではないんだと思います。ちょっとお前もちょっとしっかりしろよ、言いたいことはちゃんと言わないとどっかの殿様みたいにストレス性の難聴になるぞ、とかは思ったけど。愛を篭めて。
うん、だって相馬さん褒めてくれた人だもん。悪い人なわけ、ないじゃないですか!
(好いてる理由そこかよ)

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ケーゼ。
……ケーゼはドイツ語だ。まあ、通じるだろう。
兎角、デンマークはチーズがおいしいと言うので、食べてみたくなって必死で夕食考えたら……それがなじょしてこうなった、な夕食。




本で見かけたデンマーク式調理(小麦粉と香辛料混ぜたのまぶしてフライパンで焼いただけ)したチーズと、めんどくさくなったのでレンジでチンしたチーズ。
アイスバインとザウワークラフト(余ったので、大量とキャベツと人参でコンソメスープ作って完食、好物)。
母が帰ってきて、焼いてくれたギョーザ。冷凍だけど、王将。
そしてワインはドイツワインの白。んまいです。シュヴァルツ・カッツェって言う、名前そのまんま黒猫ちゃんがラベルについているのがお気に入り。
どう考えても、主目的だった筈のデンマーク産チーズはどっか消え去って、ドイツ料理がメインになってる気がする。
しかし、胃が重い。
肉分多すぎ。
チーズも美味しいけど、やたらめったら胃にたまる。
向こうの料理は、きついっすね……年かしら。嗚呼。

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キャラメルボックスの『風を継ぐ者』見てきました。
『風光る』と親和性高いらしいので、一抹の不安を感じていたのですが。
(私はあの手の話は苦手です。新選組に女の子が入隊する、というパターンが、どーにも、こーにも。『無頼』のは、あのまま話が進めばいい伏線だと思ったから受け入れられたけど。大体、あの話は其処が話の中心じゃないしね。ゲームにぱっと飛びつけないのは、きっとその所為だ。ちなみに似たような理由で『龍馬伝』にも一抹の不安が。嗚呼)
まあ、途中でそんなこと気にならなくなりました。
いい話だった。
爽やかで、寂しいんだけど終わりが哀しくなくて。
強いて言うなら、ちょっとだけ「悔しく」はあったけど。
なんでか、とか細かい話は公演中だし、一応縮めて置こう。

んで、劇場入る前にサンシャインでふらふらと、ちょっとだけお買い物してきた。
帽子買っちゃった。カンカン帽って言うんですか? あの、なんか色々平べったくて丸い帽子。黒いリボン付いてるやつ。エマさんとかがよく被っているようなヤツ、麦わらの。これからちょちょいとレースでコサージュとかリボン追加とかして、飾りつけようと思います。
ちなみに、若干流行っているのか、何処のお店行ってもそこそこ扱っていましたけど、自分が被るとどー考えても『赤毛のアン』とか、そんなノリでした。時代と場所飛び越えちゃった、みたいな。いや、まあそんなのが欲しかったので問題ないと言えば無いんですが。

最近、給料日になると古書店に問い合わせて絶版になった本を買うのがお約束になっている。専ら、幕末モノの。まあ、態々絶版を求めなくても、最近は何故だか新刊で月一冊くらいは漫画か小説を見つけるので、わざわざ読む必要もないんだろうけれど。まあ、でも古きを求めるのも悪くない。
ってことで、今月買ったのは『月とノスタルヂヤ』と言う一條和春の短編集。短編集なので、幕末一辺倒、と言う訳ではないんだけれど収録作品の半分くらいは幕末モノです。絵柄は少し古めかしい感じで。読んだことないけど『日出る処の天子』みたいな? そんな絵で伊庭さんの物語(労該疑惑のオマケ付き)が進行するのだからそりゃもう、うっとりせざるを得ません。ああ、この絵で春日隊長が見たいなあ……最近、ちょっと綺麗な絵を見ると「この絵で春日隊長を……」と思うのがデフォルトになってきた気がする……。
まあ、そんな感じなんですが、それより何より凄かったのが以蔵さんです。岡田以蔵。出自の所為か、純朴青年の風情の時はあっても、余り「うつくしい」印象はない以蔵さん。だけどこの漫画では、すっごい綺麗だった。扉絵が一枚だけカラーでついてて、それが以蔵さんのお話の扉絵だったんだけれども、赤と黒と白のコントラストがグリム童話かっつーくらい綺麗で、ほんとうつくしくて。
ついでに、ちょっと可愛いです。
以蔵さんのことも、よくは知らないですけれども結構好きなので。
もっと勉強してみようかな。

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ねえ、むーみん、よりタイトルの歌の方が馴染みがあったりなかったり。タイトルとか、しらねーけど。

ハードカバーの方は出すのがめんどくさいし、持ち歩くのに不便なんで、文庫本のムーミン買っちゃった。
なんで、今読んでる。読むの自体は久し振りなんだけど、小さい頃もう何度読んだか判らないくらい読んでるので、読んでる内にいろいろ思い出してきて楽しい。
楽しいんだけど、さ。
大きくなってからムーミン読むと、なんか恐いんだけど……なんでしょ、この無力感。スナフキンもそうだけど、じゃこうねずみさんの無気力っぷりとか。や、「むだじゃ、むだじゃ」は名言だと思うけどね!!
特に『楽しいムーミン一家』と『ムーミン谷の彗星』はなかなか……こう、じわじわくる。
ムーミンは核戦争後の世界で、スナフキンは旅に出てて難を逃れたから人間の姿をしてるんだ、という都市伝説を割と最近耳にしたんですが、なんかそんな伝説生まれるのが判るような気がしました。まあ、書かれた時代的にも、戦争ってものは影響してるでしょうねぇ……
ちなみに、ムーミンはカバじゃありません。暖炉の後ろに住んでる、電話帳くらいの大きさとトロールです、妖精さんです。ムーミンは個人名じゃありません、種族名です。フローレンスなんてのも、アニメ版で勝手に付いた名前です。スナフキンも人間じゃなくて、ムムリクです。でも、ニョロニョロの向こうでの名前は発音できません。ニョロニョロって訳つけた訳者は凄い、と思う。
ついでに、シリーズ中だと『ムーミンパパの思い出』が一番好きです。スナフキンも好きですが、それに輪をかけてパパ・スナフキンことヨサクルが好きなわけです。特に雲の中に蹲ってるトコが好き。今日電車のなかで読みながらうつらうつらしてたら、丁度嵐のシーンだった所為か、「海のオーケストラ号」に乗ってる気分になって、たまんなかった。多分今日は、そうやって旅に出てる夢が見られるだろう。

『龍馬伝』のキャストが発表になったり『薄桜鬼』のラジオが始まったり、いろいろして、世間の動きが「(また)幕末のターン!」って感じで愉快な気分の今日この頃。
ラジオは、でもあのコーナーは、京都の副長に怒られるのは嫌なのでちょっと恐いです。箱館バージョンでお願いします。
『龍馬伝』のキャストは佐藤健が岡田以蔵でしたね。
凄い可愛い以蔵さんになりそうで、ちょっと期待。以蔵さんは、可愛い人だと思います。なんだっけな、誰の小説だっけな、最期の最期まで、どんな目にあっても、ホントに「先生、先生」ってずーーーーっと言ってて、可愛いし切ないし、涙でそうになった。短編集のどれかに入ってる。どれかは忘れたし、誰の小説だったのかもちょっと思い出せない……司馬遼太郎か? あ、あと『幕末純情伝』の以蔵さんも、別のベクトルで可愛かったなあ。書生さん服が良く似合ってて。結構何があってもぴんぴんしてて、元気一杯なんだけど、龍馬さんに振り回されまくってるのが凄く可愛かった。
そーそ、今週末は『風を継ぐ者』観に行ってきます! 楽しみ~♪

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痛みには鈍感な性質なので、多分、普通の人からしたら半端なく痛いレベルだと思う。
むし歯(推測)と、最近まだ少し大きくなった親知らずによる歯並びの変化(だから抜いてくれっていってるのに、むし歯になる気配もないし、これはこれで綺麗に生えてるから平気だって、三件くらいで言われてる。もう他の歯医者に行くのもめんどくさい)のダブルパンチで歯が痛い。痛いと言うよりは違和感ありまくりで気色悪いっす。

ええと。
今日は映画に備えて『風が強く吹いている』を読みました。
楽しみだなあ、映画。舞台はめんどくさくてスルーしちゃったけど、映画は割と気に入りの役者さんが出てくるし、すっごく楽しみだなあ。えへへ、えへ。
コレは箱根駅伝のお話なので、後半戦の舞台がわりかし近所って言うのも楽しみに拍車をかけているのではないかと。どう言う風なつくりになるのか知りませんが、ヘリから撮影した街の映像とかだとうっかり家が映るくらいのレベルでご近所さんなんで。そう言えば初めて読んだときは、同じ景色見たくて走りに行ったなあ、自転車で。足で走れるわけが無い。剣道やってた頃だったら、走れたかもしれないけど。人生で一番体力ある時期だったし、背は低かったけど何しろ痩せてたし。長距離走と砲丸投げは割合得意な方でした。と言うか、走るのが苦にならない、文句を言わない稀有な生徒だったというか……あの、でも、走るのは今でも結構好きですよ? 冬の朝とか走りますもん、2キロくらい。寒いから。ってゆーか、これ読んでると走りたくなるから今日も帰り走って帰ったし。

昨日は久し振りにオカダヤにいった。
そしたらデンマークの国旗の模様の鞄を持ってる兄さんがいたので、よっぽど「その鞄、何処で買ったんですか?」って、聞こうかと思った。ユニオンジャックは良く見かけるけど、スカンジナビアクロスは初めて見た気がする。どれも割と血腥かったり世知辛かったりする由来の国旗の中で「空から落ちてきた」と言うファンタジックな来歴を持つデンマークのスカンジナビアクロスは結構好きな国旗です。他の北欧諸国がみんなそれに習ってお揃いってのも可愛くていい。……デザイン的には、日の丸よりも旭日旗だと思います。いや、別に私は右にも左にも傾いてませんけどね。でも、国旗とか国歌っていうのは、そう言うの抜きにして大切にしていいし、誇っていいもんだと思う。
ええ、と。じゃなくて、そう。オカダヤで色々の材料を買い込んで見た。久し振りに縫い物気分だったので。しかもミシン使いたい気分だったので、自分のスカート二枚分。真っ黒くろすけ脱出プロジェクトを組んでみたんだけど、やっぱり一人で選ぶと地味目な生地になってしまってダメねえ……一応、一枚は目指した所ジルーシャ・アボット、もう一枚がロマ風なハズ。がんばろー。縫い物は、楽しい。

それから、序に紀伊国屋で江戸の物価事典買っちゃった。高かった……給料日、一週間後なのに……。つくづく、未だ自宅暮らしで助かったと思う瞬間です。
最近、本を買う上で一番我慢が利かなくなったのは「文庫・単行本などのサイズの違う同じ本」と「同じ本の装丁違い」だと思います。元々その気はあったけど、最近富にそう言うことが多い。単行本で持ってるんだから、別に買わなくてもいいはずなのに、文庫版も買ってしまう。挙句の果てに、装丁の違う物が出たからと言って買ってしまう。
なんとかしなくては、と思いつつ。
まあ、本だといいかな、と思っている自分がここにいます。

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玄田隊長×3

『植物図鑑』読んで、読んでいなかったのを思い出した『三匹のおっさん』を読みました。
エレクトリカル・パレード!!
(気に入ったらしい)
カッコいーじゃん、地域限定ヒーロー。
現代版時代劇。
出来る範囲で無茶をする人、分を超えない範囲でなんでも助ける人って言うのは好きですよ。
有川浩は、そういうの書くの凄く上手だと思う。自分の手の届く範囲を知っていて、その中で無茶苦茶やる人、って言うのかな。好きだなあ、そう言うの。ふふふ。

ところで、最近いろんなモノが壊れます。
特に傘。
もうこの一月で三本くらいお釈迦にしてる気がする。無くしたもの含む、で。
新しくしたばかりの日傘が壊れて若干凹んだ。いや、朝の凄い酷かったお天気雨の中でさしてたのは悪かったと思うけれどもさ。いきなりぽっきり折れることなくない?
ただ、今日壊れたのは日傘なんで、無くても特別困りはしないので新しいの買って帰るのは辞めた。また壊れても困るし。もうちょっと、暫く様子見てから買おう。それまでは嫌だけど帽子で我慢だ。

傘の他には鞄が……いや、鞄としては使えるんですけど、肩掛けの紐の付け根が取れちゃって。流石に修復不可能です。直せるもんなら直して使うんですけどねぇ。
会社行く時の僕の鞄には本二冊がデフォルトなんで(電車のなかとかで立って読む用の文庫と、座ってる時に読むハードカバーとで二冊。ただ、新刊を入手してる時とか読みたいものがある時はその限りではない)それなりの大きさがあって、なおかつ弁当や水筒が零れたりしたりした時の対策で、鞄の中が二つに分かれているとより良い感じで。更に言うなら肩から斜めにかけられないとダメです。歩いてる時とか、両手が空いてないのが嫌で。
あー、買い物行かなきゃ。
めんどくさい。
でも、縫い物したいからまたスカートでも作ろうっと。

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何ごとも無い休日。
本をたくさん読んだ。最近、あんまし書いてないけど、その分なんだかとっても読んでる気がする。書くことは、とてもむつかしい。読むことから自然と転化した行為ではあるのだけれど、やっぱり時々むつかしい。それに比べて、読んでいるのは楽。
金曜日に件の神道と言うか日本の神様について書いてある本を読み終わって、有川浩の新刊『植物図鑑』を読んで、お腹が空くと同時に過去の野草に対するあれやこれやを思い出してじたばたしてみたり。絵本に憧れて、確かにいろいろ食べたくなるんだけど僕の場合それを実行してしまうのが性質悪いんだと思う。アク抜いてないつくし食べちゃって、後でちゃんと料理してもらってもあのえぐい味を思い出して食べられなかったり、木苺がおやつだったり……あ、これは美味しかったけど……ヘビイチゴ齧って吐き出したり、たんぽぽ齧って水道に走ったり、松脂噛んでみて泣いたり、他色々。
あと、本読んでそこからレシピ推察して作るのは楽しいけど、やっぱりあんまり人に薦めるものでは……これの数少ない成功例は『LOVELESS』見て作った「とりそぼろとごぼうの笹垣スパ」かなあ。アレはなかなか美味です。この手のごはんの中では数少ない妹に好評なレパートリーでもあります。(自画自賛の上、漫画だし)
ちなみにこの小説は携帯サイトで初出だったときに、読むのめげてたんでちょっと楽しみにしてたです。文章は、紙じゃないとやっぱり読みづらいんだなあ、と再認識した作品。多分ケータイショウセツそのものがダメなんしせゃないと思う、僕は。ただ、ケータイという媒体が長く文章を読むのに向いていないのだ。多分ね。だってSSならケータイでも普通に読むもの。

土曜日は掃除しようと思ったんだけど、なんだかやっぱりやる気が起きなくて、ベッドの上でごろごろしつつ漫画読んでた。ちょっとは掃除もしたけど。取り敢えず手にとった『きのう何食べた?』読んでたら『西洋骨董洋菓子店』読みたくなって、でも三巻が見つからなくって暫くぐるぐるして、ぐるぐるしてる間に『苺ましまろ』とかモノは試しで買ってみて何が面白いのか未だにさっぱり判らないレディコミとか、『ダーリンは外国人』のシリーズとか、そう言う適宜止められるモノを摘み読みして、買ってから放置してあった『薄桜鬼』の新しいドラマCDを聞きながら、微妙にしょっぱく思いつつまたちょっとぐだぐだして、そしてたら三巻仕舞った場所思い出したから出してきて読んで。そうしたらもう夜だったから、とりあえず居眠りいわねさん見ながら晩御飯して。探すついでにちょっと片付けしてたからベッド上に溜まった本をちょっと積んで、寝る場所こさえて。
なんとなく有川浩が読みたい気分だったので、目に付いた『図書館戦争 別冊Ⅰ』読んで、そしたらまた漫画が読みたくなったので、今度は『聖お兄さん』と『flat』読んで。
したら『flat』二巻の途中で眠ってしまったので、日曜の6時くらいに目が覚め、そのまま再読。お昼くらいまで寝たり起きたり繰り返して、起きた時には目に付いた本を端っこから読んでた、何を読んでいたのかは、ちょっと、いまいち覚えていない。ただ、眠る前にはそれなりに積んでいたハズの本が崩れて痛かった。取り敢えず、三浦しをんのエッセイと、前に買った北欧の本と、ジーヴスをちょっととムーミンをひっぱりだそうとして諦めたのは覚えてる。
そんな目覚めの日曜。やっぱり続き読まねば、で『図書館戦争 別冊Ⅱ』読んで、お風呂入って、ご飯食べて。漸く読みたい衝動が収まってきたので、ご機嫌でおつまみつくって、ちょっとお酒呑みつつ大河ドラマ見て。なんとなく太めのレースの糸でシュシュ作ってみながら今度『西洋骨董洋菓子店』のアニメ見て。

そんな、休日。
ちなみに「ちょっと」って付けられてない限りはどの本も読破済み。一日に何冊読む気なの。
並べてみると、割と、こうカオスな自分の本棚と言うか室内が本気で心配になってくる、という話。
ちなみに、なんだか今回は乙女チックな選択が大目ですが。この他にも剣豪がどうたら言う話やら『レディ・ジョーカー』やら『黒龍の柩』いらいすっかり気に入ってしまった北方謙三やら、とうてい女の子の蔵書とは思えないと言われたA版で図解写真オンパレードな分厚い兵器の事典なんかもごろごろ。いや、楽しいんですよ、この事典。近代兵器のページは怖いからあんまし見ないけど。まだ作られ始めの銃火器なんかは割と楽しいし、この手の本にしては珍しく刀剣類も豊富だし。

……刀剣類といえば、母が先日祭りに同僚の人と遊びに行って、屋台で光る猫耳となんかツノっぽいのと、あと光る剣を買ってきました。光る剣、と言えばライトセーバーってことで。多分ウチで一番振り回して遊んでるのは私です。でも、どうせライトセーバーなら紫が良いなあ。マスター・メイス・ウィンドウ(あの、黒人さんのジェダイです)が一番好きです。カタカナ表記、これであってるか知らないけど。

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始まってますね~、あちこちで。
我が家の近所でもでかいのが始まって、大概メーワク。でかいので、駅前辺りが混雑しちゃって、うかうか買い物にも出られない始末。そもそも、戦後焼け野原になった商店街の活性化のために始められた祭りだと聞いたのですが? 今現在のところ、その期間中に賑わうのは一部の飲食店の出店だけで、普通の商店街にあるお店なんか、場合によっては閉めてる時も……本末転倒ってこの事か。ある程度、経済復興した時点で止めときゃよかったのにねぇ。今更になって、まさか止めるとも言い出せないだろうし。因果だねぇ……
凄いどうでもいいですが、大体この祭り、祇園祭と同じくらいか前後してやるんで、ココ何年かは、この祭りがあると嫌だなあ、めんどだなあ、って思うのと同時に
「今年も池田屋事変の季節だなァ」
と思います。
……。
間違ったことは言ってない。
(胸張り)
(張るな)
祇園祭くらいの祭りだったら、ホントに今更なんで、多分地元でどんだけ迷惑しても、何にも言わないと思います。

なんか、神道というか、神社についての入門書、みたいな。図解雑学シリーズの文庫版みたいな本読んでる。今年も新潮辺りの夏の百冊に入ってたやつ。
そんで、なんで八幡様に行くと落ち着くのか、判った気がした。
僕は昔、八つくらいまで福岡に住んでて、七五三とかの行事事は香椎宮(かしいぐう、と読んでいたけど本いわく「かしいのみや」だった。正解はどっちだ)ってゆーお宮さんで全部やってた。三歳のと、七歳のと。あと、どう言う絡みかは知らないんだけど、地元の女の子(多分五つか六つ)を集めて稚児行列みたいなのやるんで、それとか。それとは別によく遊びに行くトコだったし、遠足でも行ったし、校歌の歌詞にもそのお宮の名前が入ってた。割としょっちゅう遊び兼お参りに行っていたところ。
そこに祭られているのが、どうも八幡様に祭られている神様のお父さんお母さんに当たるらしい。
今、香椎宮からは随分離れた所に住んでるけれど、近くにやっぱり八幡様があってひょこひょこ遊びに行ったり、お参りしたりしている。そうすると、凄く落ち着く。んで、なんか落ち着いた気分になるのは、そういう経緯があってのことなんじゃないかなあ、と。
でも、なんで神社は平気なのに、お寺は恐いんですかねえ……やっぱ、仏罰でも下されたことがあるんでしょうか。
別にウチが特別神道ってわけじゃないですし。母方の方は結構色々あるみたいですが、父方の方なんか完全葬式仏教徒ですし。

ところで。
最近、出版業界は伊庭さん推しが始まってるんでしょうか。
池波の『幕末遊撃隊』は新装版が出た挙句に夏の百冊入りだし、秋山香乃の新刊伊庭さんだったし、『ICHI』って漫画だって伊庭さん推しの帯ついてたし(だからこそ買ってしまったわけで)……え、何。亡くなって140年だから? んなまさか。
いやいやいやいや。
でも、むしろこの調子で、ガンガンばんばんどんどんばしばし推しまくって頂いて構わなくてよ?

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疲れた。
雨降ってるし。でも、楽しいー。
楽しいのはいいことだ。

ただ、最近何故か朝起きられなくてちょっとやばい。
こんなんじゃ、一人暮らし目指せない。
今日なんて、起きたの出発30分前ですよー。
あと、二度寝までは起きられるけど、三度寝すると起きられない。
もっと頑張らねば。
(まず二度寝すんな)

買ってうっかり一年くらい放置してた『明治開化安吾捕物帳』読んだ。
面白い。出だしに書いてあった通り「勝先生にわかんないんだったら、僕に判る筈無いよねー」と、良い感じに思考放棄して読めるので、推理モノだけどすごく楽チンに読める。普段、推理って聞くとついつい考えながら読んでしまって、解いてしまうからつまらなくなってしまったり、疲れてしまったりするんだけれども。
ええー、そういう読み方ってどうなんだろう。
一番最後の話に出てきた「風守」ってのを聞くと、『天まであがれ!』のおにーさま思い出して、なんとも言えない気分になった。あと、田舎通人が薩摩の人で、ことあるごとに「上野戦争まで戦った」とか「上野寛永寺まで攻め込んだ」みたいなことが書かれていて、ものすごーーーーーーく複雑だった。(つうか、脳内ではお酒飲んで管巻いてる春日隊長が全自動再生されてて大変な感じだった。なんでよりによってそんなシーンだったのかは、不明)いや、田舎通人は悪くないと思うんだけど。思うんだけどーー!!
……はあ。
ってゆーか、今上野戦争がどうのこうの書いても「何ソレ」って言われそうなんですけど、安吾の時代(って、そんなに昔じゃないと思うんですけど)では、普通に通じる話だったんでしょうか。なんか、当たり前のように連呼されてたので、不思議な感じがします。今で言うと、地下鉄サリン事件とか、福知山線の脱線事故みたいな扱い?

ええと、それから。
『殿といっしょ!』のドラマCD聞いた。
……あの、朗読CDじゃないんだからさ……ちゃんとシナリオにしようよ……わかんないよ、判り辛いよ。
あ、ガンタインのラストは面白かったです。
それに信幸が、なんか、すごく、強そうです。とてもじゃないけど、父や弟やお嫁さんに負け続けているように思えません。少なくとも弟には勝てそうです。弟くんは……前野さんの、ああいうちゃらんぽらんなキャラってかわゆくてよいですね。今まで堂上教官といい、怜迅といい、生真面目さんなキャラしか聞いたことがなかったので、ちょっと新鮮。







と、ところで。
来年に幕末明治のオンリーイベントがあるらしいですね。
……ちょっとだけ、でてみたいかなあ……いやいやいや、でもオフなんて考えた事も無いしなあ……もうちょっと悩んでみよう。

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満喫したぞー、箱根。一泊二日とは思えない分量の荷物背負って。

着いて早々駅で荷物を預け、同行の方々に我侭許してもらって三枚橋へ。駅は昔見たのより随分綺麗になってて、それでもってまだ工事中らしく道が判らない。おまけに伊庭さん絡みの土地なのに、珍しく晴天。
三枚橋では記憶を頼りに(荷物を預けたとき、うっかり本を一緒に預けてしまった所為)「あっちから伊庭さんが!」みたいな感じで一頻りはしゃぐ。橋を渡って、川原に下りてみたり、いろいろ。意外と釣り人が多かった。昔はどんな橋だったのか、とかはよく知らなかったんだけど、泊まったホテルに昔の絵があって解決。昔から結構橋脚高い橋だったらしい。勢い余って落っこちなくてよかったね、伊庭さん。でも、どうやったらあの構造の橋で「勢い余って岩までたたっ斬った」なんて伝説が生まれるのかよく判らないよ伊庭さん。

それから早雲寺へ、人見さんが建てた追悼の碑を見に行く。案の定山登り。しかも箱根。箱根の山は天下の険。案内板に健脚な方はこちら、みたいなことが書いてあった。大丈夫、まだ若い、と思って登り始めたものの、途中で息切れしてくる。人見さんのあほー、とか叫んでた。友達と一緒なので、疲れてくるとテンションも可笑しなことになってくる。いや、一人でもあほー、くらいは叫んだと思うけど。そして早雲寺についたものの、碑が見つからない。「禅寺」って書いてあるから違うのでは? と思った方にあった。ややこしい。でも、いい感じに日陰で、苔むした広場のようなところの一角、という素敵なところにありました。合掌。

山を下り、お昼ご飯。お蕎麦を食べる。美味。蕎麦湯とあんみつも美味しかった。ご飯の後はちょっと早めだったけれど、ホテルへ。久々にビジネスホテルじゃないホテルに泊まった気がする……。お部屋へ入ると、汗も掻いたしまずお風呂。昼間な上にほぼ貸しきり状態、しかも紫陽花の花見尽き露天風呂という贅沢を味わう。青みがかった白色の小ぶりの紫陽花は丁度花盛りでとても綺麗。

そこまでで僕的にはもう目的を達したも同然のような気がしていたのだけれど、本当のメインイベントはこれからです。もたもたもそもそと一時間近くかけて皆で人形をだして並べてみる。二桁いると壮観です。出してる間は皆でいるのに皆で独り言大会。時々返事が返ってくるけど、それに更に返事をすることすら微妙、と言う変なノリ。そして部屋の各地で形成される人形中心のプチジオラマ。和室で写真でテーマだったので、皆さん和装です。袴が短くつんつるてんな所為で「これで高下駄はいたら、リアル伊庭道場門弟だな」状態になってしまった小さいのや、渡世人風のおあにいさん、打掛みたく裾を引きずる双子さんに、相変わらず切腹衣装な人、他色々。同じ和装でもここまでいろんな種類があるのか、って感じです。それらをあーだこーだ配置しつつ、途中で折り紙折ったりしつつ、一頻り遊ぶ。遊んだ後は夕食。お豆腐料理がたくさん出てきて、それに美味しくてうれしかったです。お豆腐大好き。
部屋に帰ってからもまだまだ遊びます。結構無理くり剣道対決をしてみたり、チビっ子たちが幼稚園だったり。僕の家のチビさんは一人だけメーカーが違うので、ひん剥いて素体比べをしてみたり。テンション高く遊びつつ、夜少し遅めになってからもう一度お風呂へ。

そーそー、それでこのホテルには本館と別館があって、お風呂とかがあるのは主に別館の方なのですね。で、僕らは本館に泊まってまして。その本館の別館を繋ぐ渡り廊下の下が石畳の旧東海道。ご飯にお風呂に、と幾度か通ったのですが、もうそれ見るたびに私あらぬ妄想に花咲かせてました。

お風呂のあとは、もう12時回っておりましたから、聊かあだるとな……って言うかね、まさか人形でグロ方向じゃないR18レベルの写真が撮れるとは思ってなかったの。母さんびっくりだよ。しかも人形自体がのりのりだしね。あんたその保持力どっから出てきたんだよ、みたいな。普段は維持できないような膝立ちやなんかの姿勢がいろいろ撮れました。そんなこんなで深夜まで遊びつつ、片付けつつ。寝る前にちょこっとだけお出かけバサラして、お休みなさい。朝ちょっと辛かった。

んでもって、朝起きると案の定雨でした。あーあ、やっぱり。しかもどんどん濃くなる山の霧。いや、これはこれで結構楽しい。朝ごはんを食べ、相当ぐだぐだしながら支度。送迎バスで駅まで行き、荷物を預け商店街をぶらぶらしてみたり、おもちゃの博物館でまた一頻りはしゃいだり。
R2-D2がいたのが一番のびっくりだったかな。しかも命令すると動くんですよ。もう可愛いのなんのって。お昼は湯葉の入ったお蕎麦でした。美味しかったけど、餡固すぎ。その頃には雨もそれなりに上がっていて、あんまし濡れずに済みました。

そんなこんなの箱根路……お次は京都な予定。町屋の一軒丸ごと借りるプランなんかは、一軒幾ら、の計算ですから人数が頼める分、案外安くつくかもしれません。如何かしら、皆々様。(いや、メールしろよ)

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