満喫したぞー、箱根。一泊二日とは思えない分量の荷物背負って。
着いて早々駅で荷物を預け、同行の方々に我侭許してもらって三枚橋へ。駅は昔見たのより随分綺麗になってて、それでもってまだ工事中らしく道が判らない。おまけに伊庭さん絡みの土地なのに、珍しく晴天。
三枚橋では記憶を頼りに(荷物を預けたとき、うっかり本を一緒に預けてしまった所為)「あっちから伊庭さんが!」みたいな感じで一頻りはしゃぐ。橋を渡って、川原に下りてみたり、いろいろ。意外と釣り人が多かった。昔はどんな橋だったのか、とかはよく知らなかったんだけど、泊まったホテルに昔の絵があって解決。昔から結構橋脚高い橋だったらしい。勢い余って落っこちなくてよかったね、伊庭さん。でも、どうやったらあの構造の橋で「勢い余って岩までたたっ斬った」なんて伝説が生まれるのかよく判らないよ伊庭さん。
それから早雲寺へ、人見さんが建てた追悼の碑を見に行く。案の定山登り。しかも箱根。箱根の山は天下の険。案内板に健脚な方はこちら、みたいなことが書いてあった。大丈夫、まだ若い、と思って登り始めたものの、途中で息切れしてくる。人見さんのあほー、とか叫んでた。友達と一緒なので、疲れてくるとテンションも可笑しなことになってくる。いや、一人でもあほー、くらいは叫んだと思うけど。そして早雲寺についたものの、碑が見つからない。「禅寺」って書いてあるから違うのでは? と思った方にあった。ややこしい。でも、いい感じに日陰で、苔むした広場のようなところの一角、という素敵なところにありました。合掌。
山を下り、お昼ご飯。お蕎麦を食べる。美味。蕎麦湯とあんみつも美味しかった。ご飯の後はちょっと早めだったけれど、ホテルへ。久々にビジネスホテルじゃないホテルに泊まった気がする……。お部屋へ入ると、汗も掻いたしまずお風呂。昼間な上にほぼ貸しきり状態、しかも紫陽花の花見尽き露天風呂という贅沢を味わう。青みがかった白色の小ぶりの紫陽花は丁度花盛りでとても綺麗。
そこまでで僕的にはもう目的を達したも同然のような気がしていたのだけれど、本当のメインイベントはこれからです。もたもたもそもそと一時間近くかけて皆で人形をだして並べてみる。二桁いると壮観です。出してる間は皆でいるのに皆で独り言大会。時々返事が返ってくるけど、それに更に返事をすることすら微妙、と言う変なノリ。そして部屋の各地で形成される人形中心のプチジオラマ。和室で写真でテーマだったので、皆さん和装です。袴が短くつんつるてんな所為で「これで高下駄はいたら、リアル伊庭道場門弟だな」状態になってしまった小さいのや、渡世人風のおあにいさん、打掛みたく裾を引きずる双子さんに、相変わらず切腹衣装な人、他色々。同じ和装でもここまでいろんな種類があるのか、って感じです。それらをあーだこーだ配置しつつ、途中で折り紙折ったりしつつ、一頻り遊ぶ。遊んだ後は夕食。お豆腐料理がたくさん出てきて、それに美味しくてうれしかったです。お豆腐大好き。
部屋に帰ってからもまだまだ遊びます。結構無理くり剣道対決をしてみたり、チビっ子たちが幼稚園だったり。僕の家のチビさんは一人だけメーカーが違うので、ひん剥いて素体比べをしてみたり。テンション高く遊びつつ、夜少し遅めになってからもう一度お風呂へ。
そーそー、それでこのホテルには本館と別館があって、お風呂とかがあるのは主に別館の方なのですね。で、僕らは本館に泊まってまして。その本館の別館を繋ぐ渡り廊下の下が石畳の旧東海道。ご飯にお風呂に、と幾度か通ったのですが、もうそれ見るたびに私あらぬ妄想に花咲かせてました。
お風呂のあとは、もう12時回っておりましたから、聊かあだるとな……って言うかね、まさか人形でグロ方向じゃないR18レベルの写真が撮れるとは思ってなかったの。母さんびっくりだよ。しかも人形自体がのりのりだしね。あんたその保持力どっから出てきたんだよ、みたいな。普段は維持できないような膝立ちやなんかの姿勢がいろいろ撮れました。そんなこんなで深夜まで遊びつつ、片付けつつ。寝る前にちょこっとだけお出かけバサラして、お休みなさい。朝ちょっと辛かった。
んでもって、朝起きると案の定雨でした。あーあ、やっぱり。しかもどんどん濃くなる山の霧。いや、これはこれで結構楽しい。朝ごはんを食べ、相当ぐだぐだしながら支度。送迎バスで駅まで行き、荷物を預け商店街をぶらぶらしてみたり、おもちゃの博物館でまた一頻りはしゃいだり。
R2-D2がいたのが一番のびっくりだったかな。しかも命令すると動くんですよ。もう可愛いのなんのって。お昼は湯葉の入ったお蕎麦でした。美味しかったけど、餡固すぎ。その頃には雨もそれなりに上がっていて、あんまし濡れずに済みました。
そんなこんなの箱根路……お次は京都な予定。町屋の一軒丸ごと借りるプランなんかは、一軒幾ら、の計算ですから人数が頼める分、案外安くつくかもしれません。如何かしら、皆々様。(いや、メールしろよ)

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