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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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すごくどうでもいいんですけど、300の続編の予告が入ってたんですよね。始まる前に。で、あれはデイジーくん出てるんで、久しぶりに帰った中つ国で一番最初に再会したのは、ビルボでもガンダルフでもなく、ファラミアだった、と言う。変な感じ。時間軸的にあの子まだ生まれてもいないのに。
思わず脳内で「ファラミア様ぁ、ファラミア様ぁ!!!」ってベレゴンドみたいに叫んでいました。

わーにん、わーにん。
こちらの記事は、その性質上日本未公開(2013/12/23現在) の映画作品に対する多大なるネタバレを含みます。
ここから先を読まれる方は、ご了承の上お進みください。
また、原作既読者ですので、その辺からの無意識のネタバレもあると思います。あしからず。

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なーにかーら、書こうかな……

さて、はて。
さる11月9日、舞台版BASARAの新作を観に行ってまいりました。ちなみにマチネ。
キャストは変わるし、短編二つと言う謎構成だし、あのドS演出家に短編なんてもんが出来るのか甚だ不安だったし、凶王誕生つってんのに家康いないし、もうどうしたものかと。
とはいえ、キャスト変更の、変わる、という部分については別に不満や不安があったわけではないです。新たかな蒼紅のお二人は、幸村については何も知らない方でしたので、まっさらな分の期待を。伊達さんの方は、滝川部長と甘ったれて呼び習わしている世代ですので「ぶちょーが伊達さんwww いや、でも大丈夫でしょ、部長だし(真顔)」と言う不安と信頼を。それぞれ抱いておりました。

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『The Live Playing Theater 人狼 #07:CASTLE 月虹に浮かぶ城』を、観に行ってまいりました。10/7の夕方の回です。……これ、観た、でいいのかな。参加した、ではなく。
要は、役者さんがキャラを、物語を演じつつ、人狼ゲームに興じよう、と言う嗜好の舞台です。TLPT人狼は初めてでしたが、人狼自体は過去に一度プレイ経験あり。また、何かのお芝居のトークショーで、今回出演しているおさむちゃんが人狼やってる(人数少なかったので、今回のようないろいろ役割があって云々と言う小難しいものではなかったですが)のも見たことがあります。ちなみに、プレイした時は人数が多かったのもありほぼ傍観。トークショーの時はみかしゅんがやたら楽しそうだったのと、くらくんが「おさむさんですか?」って何度も客席に尋ねてきたことくらいしか覚えていない、です。つまり、何が言いたいかというと、私はこのゲーム、大変不得手です。
ゲームの進行等、詳しいことは公式HPにいろいろ挙がっているので、そちらを参照していただくのが一番良いでしょう。
↓↓
プレイログ:第11ステージ | 人狼TLPT #07:CASTLE 月虹に浮かぶ城
http://7th-castle.com/jinrou/playlog.php?007

そして、続きは縮めます。長いです。しかも時々唐突に小説っぽくなります。だって、そう言うの読みたい! って展開だったんだもん。マジで。

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チケット買うとき盛大に噛んだのは内緒。

と、言うわけで観てきました。
映画なのに、どこか演劇で観ているような……多分カメラワークの所為かな? 映画を撮る、と言うよりは舞台を撮影したDVDを観ているような心地。私はそう言うの慣れてますけど、そうでないと如何でしょう。酔う、と言う意見もみましたな。はて?
舞台で親しんだものを映画で観る、と言うのは聊か妙な感じもしました。ワンデイモアの後とか違和感凄いです。拍手して睨まれる意味が一瞬本気で判らなくてだな。誰もしない意味も判らなくてだな。……いいじゃないかー、別にー。とちょっと不貞腐れてみる。夢やぶれてとかオンマイオウンとかも。夢やぶれて、の迫力とか凄かったなあ。怖いくらい。

さて、しかし。
ヒュー・ジャックマンと言う男はいい男だねえ。ヤツの欠点はどこだ、って話ですよほんと。なんだかんだと彼の映画はよく観ているんだけれども、何観ても格好いいからなあ、畜生。ずるいよなあ。それに加えてジャン・バルジャンは贖罪者で、父親で……ああそうだよ、好きな要素がぎっしり詰まってる。あんな人が迎えに来たらもう一生ファザコンでもいいかも知れない。でもそこまではきっと想ってくれないであろうところが心憎いよな。「彼をかえして」はレミゼの中でも気に入りのナンバーでありますが、優しくて透き通るような声で。哀しげなのに、子守唄のように甘くて。ああ、この人好きだなあって。ただまあやたらめったら力持ちなのはちょっと笑えましたけど。人はそんなに軽々担げるモノじゃないと思うんだ……マリウスとかほんとひょいって簡単に担いでたけどさ。あんた、あれ、曲がりなりにも成人男子ですぜ。まあ、ヒュー・ジャックマンだしな、と思うと妙な説得力がある……気がする。
マリウスは、これ舞台なんかだとどのマリウスでも多分そうなんだけど、ベストが青いから、テーマカラー・赤なアンジョーと並んだり、赤い旗を持ったりすると革命カラーが完成するのが好き。このマリウスは声がよかったなあ。ちょっとあまったるい感じもしたけど。まあマリウスだし。
と、しかし僕のそもそもの気に入りはジャベールだと言う事実。あの、正義がはっきりしたものである、と神を疑うこともできない哀れで可愛い男。
今回、初めて通して英語で全部聞いたんだけど(吹替え版はナシ、と言う心意気も凄いよなって思った) これ、英語の方がジャベールが自殺する意味って判りやすいかもしれない。日本語になるとどうしても宗教色って消えちゃうからなあ。つーか、そう言う演出なのか。うーん、原作あんまりちゃんと読んでないからなあ。読まなきゃね。
……思うのですよ。ジャベールが自殺した理由って、多分神に依る罪と罰を試すためだったんじゃないかって。救われなければいいと、そう思ったんだろうなあ。そうであれば、自分のそれまでは少なくとも正しかったって判るから。はっきりするのだから。そうまでして、疑えなかった、疑いたくなった。かわいそうな人。僕、大好きだよ、あの人のこと。

まあ、話自体はご存知の通り暗いっつーか、救いようがないですよね。ある意味救いなのかもしれないが。あんだけ人が死んどいて、手に入るのはたった二人の幸せ、それも別れを伴う苦い幸せだ。正しく「ああ、無情」。でも、革命なんて所詮そんなものかもしれない。戦った人は、みんな死んでいく。でも、誰かの幸せは、必ず一つだけ生き残る。希望のように生き残る。革命なんて、そんなもの。

唯一不満があるとしたら、マリウスがしっぽじゃないところだ。あのしっぽ髪好きなのに~
これでおしまい。

……いや、あと一個。
ガブローシュ可愛いよ、ガブローシュ。ほんと可愛いよあの子。彼の滑らかで迷いなく、明るい民衆の歌から始まる最後の戦いはな、明るく愛らしいほど哀しいよな。当たり前だけど。それもこれも、この世の無情。ああ、無情。

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「故郷よ、息子よ、私は帰ってきた」

それはオデュッセウス。
……
…………
………………
だってそんな気分だったんだもん、そんな気分だったんだもん! この言い回しが一番しっくりくるんだもの!!
えー、と言うわけで、『ホビット 思いがけない冒険』について、つれつれ語って行こうかと思います。ついったーは、って? 140字以内何回か、で足りるかい。
えー、まず前提として。僕がトールキン作品の中で一番回数読んでるのは多分ホビットです(好き嫌いと言うよりは、単に小さな頃から読んでいたせいだと思います。初めて読んだのは8歳か9歳頃だったかと)。バルドとスランドゥイル王がお気に入りです。指輪も勿論読んでますし、終わらざりし物語とシルマリルも一応読んでいますが、現実世界の歴史に対する認識と同じで、興味あるところはよく覚えているけれど(新撰組なんか、かなり細かい日付なんかまで暗唱できますが)、そうでもないところはまるで疎い(南北朝とかそもそも何時だかわかりません)、と言う現象が起きています。ちなみにローハンと執政家が大好きなので、『ホビット』に出てくるドワーフについての細かいあれやこれはまるで判らない、と言って差し支えないです。
指輪の映画の方は中2の時に第一作公開と言うある意味いろいろ真っ盛りな時期に洗礼を受けているので相当フリークです。あと、目下『SHERLOCK』がお気に入りですので、キャスト的にはマーティンとベネさんに注目しがち。LOTRキャストでは、ファラミア役のデイジーくんが異常にお気に入りなのですが、ファラミアは生まれてすらいないのでこれは関係ないですね。
でもって、現状ただの3D字幕とIMAXのHFR3D吹替えで観ました。いろいろ言われているこの「HFR3D」についてですが、私は気に入った方の人種に入ります。と言うのも、恐らく先見にした3D字幕と言うのが、築10年以上は軽く経っているシネコンの、それもあまりよくない部屋で見たためか、画面がごちゃつきと残像の嵐で、なにやらきらきらしているのはわかるのですが、場面によっては人物の判別すら難しい(元々人数多くて難しいけど)状態となっていたためと思われます。そこと比較してしまうと「HFR3D」のすっきり綺麗感と言ったらすごかったです。なんつーか、これ単体で「HFR3D」だけ観るより、比較して観た方が良さを感じるのかもしれないですね。2Dはまだ観てないのでそちらについては何も言えないですが、映画館に観に行くなら遠征してでも「HFR3D」を推します。つかむしろ映画館でそれが観たいが為に通いつめそうです。もう2DはDVDで観ればいいかなあ、って。つまり、見事なまでに、映画館に観に行って欲しいというPJ監督の計画通り……ただ、3Dについては元々あまり魅力を感じていないので、そこについては首を傾げている感じ。

(12/19 追記
「HFR3D(IMAXでない)」も鑑賞してきました。普段あんまり映像云々に拘らない子なんで、IMAXの有無については、別にどっちでもいいんじゃないかなあって思いました。逆に言えば、「HFR3D」と「ただの3D」の違いはそれだけはっきりしている、と言うことでもあるかも知れません。「IMAX HFR3D」と「HFR3D(IMAXでない)」には、まあ、多少は距離感の違いのようなものを感じました。「HFR3D(IMAXでない)」は映画のスクリーンではなく、目の前で演劇舞台を見ているような感じ。「IMAX HFR3D」は登場人物の横か後ろで一緒に見ている感じ。ビルボの家で、確かトーリンが画面向かって右からにゅうっと入ってくるシーンがあったかと思いますが、個人的にそこが一番判り易かったです。IMAXだと「何、え、トーリン!?びっくりした、いきなり出てこないでよ!」ってなりましたが、「IMAXでない」だと特に何も思いませんでしたので。ただ、多分、これはそもそもIMAXと普通の画面の違いのような気もします。これまでIMAXって見たことなかったし。そもそも名前知ったのも一ヶ月くらい前ですし)

さて。
お話は、ホビット庄から始まりますね。この時の「帰ってきた」感はやはり凄まじかったです。LOTRでも似たような感慨は覚えましたが、あれはどっちかって言うとシュリーマンです。「中つ国はあったんだ!」みたいな。ホビット庄も裂け谷もローハンもゴンドールも、モルドールですら実在したんだ!(や、してないです) と言う発見の感動。でも、今度は「帰ってきた」。気分はまるでオデュッセウスです。つまり、物語を読んで憧れている立場ではなく、そこに入っている登場人物の1人、あの世界に住んでいるちっぽけな1人のような感覚。
これって、その人の経験や思い入れにもよる部分なので狙ってやるのは根本的に無理だと思うんですが『ホビット』全体の物語にとって、すごく重要な感傷だと思います。だって、このお話は「行きて帰りし物語」ですもの。「故郷」を探しに行く物語ですもの。観てる側がホビット庄を本物の故郷のように感じることって、すごく大事。今回ラストでビルボが「君たちには故郷がない、だから戻ってきた」と言いますが、実際にあの遠景の美しいホビット庄を観て「帰ってきた」と感じ、愛しく思ってこそ、それもより深く心に迫ろうというものです。
発見は、どっちかって言うとイムラドリスにあった感じでしょうか。あれを観たときは帰ってきた、と言うよりも「みーつけた!」って思いました。周りの荒野と言うか、だだっ広いし。ボロミアなんか、あんなところをたった一人で、馬すら失くして、何日も何日も彷徨っていたのかと思うとなんか涙出ます。イムラドリス、見つけたときはすごく安心しただろうなあ、ボロミア。
新出の国つったらやはりエレボールですが、あれはあれでまた建築様式とか違ってて面白いですね。方角的・環境的にそうなるのはちょっと違うような気がするし、そもそもなんて言うのか判らないんですが、ヴェネチアンでメディチ家な感じがしました。少なくとも僕にとっては「過去の栄華」と言う印象の強い文化ですので滅ぼされた国と言うのはすごく判りやすい。でも、意匠とか衣装とかはそのヴェネチアンでメディチ家な感じなのですが、都市の造りなんかは大分SFチックでしたね。摩天楼。あれはなんか変な気分でした。
んで、まさかのスランドゥイル王初登場でびっくりしたり。
その後、彼の乗り物にまたびっくりしたり。
ヘラジカて。
あんたサーミか。闇の森ってそんなに寒いのか。
あのエルフはなんなんですかねー、もう。本でもエルフ王のくせに宝石と宴会大好きだわ、映画は映画でまず写真が出たときの眉毛と冠騒動やら、ヘラジカやら。
どんだけ人にインパクト与えたら気が済むんだ、と言う。
でも、なんか最早それでこそスランドゥイル王ですよ、と思わなくもないです。口を開いたときが怖い。
そしてそんなところが好き。えへ。
動物は全体的にインパクトでかかったなあ。ウサギとかウサギとかウサギとか。白いワーグも綺麗だった。ワーグに対して綺麗とか可愛いとか、あまつさえ欲しい、飼いたいなどと言う感想を抱く日が来ようとは思わなかったよ。馬は毛もふもふで格好良いより可愛い道産子タイプですね。ドワーフやホビットが乗るポニーなのですからそんなもんですかねえ。どうでもいいですけど、大体子馬って邦訳されてるみたいですけど、ポニーって肩までの高さが147cm以下の馬を指すのででかいのは結構でかいと思います。馬によってはホビットには多分無理。自分は身長153cmでドワーフ的体格なんですが、140cm超える辺りからまず背に上るのが結構大変な感じです。
ドワーフの方は、トーリン除けばやはりフィーリ、キーリの兄弟は目を惹きます。単に僕が兄弟と言う関係性が好きだってのもあるんでしょうが、ビルボの家でお兄ちゃんの意見を「うんうん」ってすごい勢いで頷きながら聞いてるキーリとか、岩の巨人(ところでなんですか、あれ)のところで、道が分断された時フィーリとキーリの間で丁度割れるんですけどその時のなんかすっごい不安そうな顔とか可愛くて可愛くて。トーリンに怒られてもそもそ言い訳してるのも可愛かった。つーかこの子は名前呼ばれすぎや、と思ったけど元々そうだった気がする。話の流れ上、この二人はしっかり覚えて貰わないとなんないですしね。あとトロルにビルボが捕まっちゃった時のも可愛かったなあ。「どうするのどうするのどうするの」って顔でトーリン見て、トーリンが武器を置くからめっちゃ不機嫌そうに武器を地面に叩きつけるところ。多分戦って助けられるとか思ってんだろうなあ。かーわいーなー。わかーいなー。ところで、ワーグと弓使いって虎と猟師みたいな関係なのかしらん。いや、なんか彷彿とさせられるものが……あとやっぱあの子ファラミアに似てると思うけどどうなんでしょうか。いや、動いてると結構おつむりは残念な感じなんで(お兄さんの方がちょっと落ち着いた感じですか。年齢差があるのか、なんなのか。兄弟のキャラ付けとしては珍しい気がする。大体逆だよね)その所為もあるのか、そんなに似てないなとも思うのですが。件の不安そうな顔とか。なんか似てる。今のところ誰も同意してくれないけど、やっぱ似てる。
あ、あとエレボールでのバーリンの、若い王子付きの参謀と言うか、後見人? っぽい感じもすごく好きです。でも身体的には庇われる保護者。ああ、この人はいい王子なんだなあって思えるシーンでした。
ただ、でも、トーリンってやっぱ難しい人だなあ、って。
なんつーか、難しいとしか言えないんですよ。気難しいと言う意味の難しいでもあるし、評価し難いという文字通りの難しいでもあります。彼について唯一はっきりと言えるのは、殺陣が西洋のものにしてはびっくりするほど好みだってことです。重心が低くて(ドワーフ役の方は、重心を下げて行動する訓練をしたそうで、これはまあ大体全員そうなんですが)どっしりとした安定感があって。振りも大きく、迷いが無くてとても美しい形をしている。そう言うのすごく好みなんですよね。西洋の剣なのに、片刃だってのもあるんでしょうが。(余談ですが、普段所謂両手剣を使っている人に行き成りあんな形状の剣を使わせるって、幾ら名刀でも幾らか無茶振りが過ぎると思います。叩く武器と斬る武器なんで、そもそも戦い方違って来ると思うのですが)
ガンダルフは今回も元気でしたね。魔法に対する制約もあまりないのかがんがん行っててちゃんと魔法使……とか思ってたら何あのイスタリじいさん。なんであんな剣使いまくりで。いや、いいんですけど。殺陣大好きだからいいんですけど! あの剣がぱっと見で判らなかった自分をちょっと呪いたい。サルマンは流石にちょっとお年を召した感が……60が70でもあんまり変わらないですけど、流石に80が90はねえ……何と言うか。まあ今は脅威ってわけじゃない、と言うのも無論そうなのですが、なんかこう小さくなったような、感じが。ずっと座っていらっしたしね……リー様、かなり大きな方のはずなんだけどな、って……楽しみだったし、楽しかったけど、なんか明後日の方向に寂しいです。正しく「時間」ですよ。長生き、して欲しいなあ。トールキンの亡霊みたいだった、って言われてたのも効いているのかしらん。なんか、いなくなったらまた大事なものが消えそうで。逆に、エルロンドはなんかいい若造な感じでしたね。自分で馬を駆って出て行ってしまうような若々しさ。むつかしい雰囲気や眉間の皺もあんまりなくて、ちょっと陽気な感じもして。でもちょっと意地悪だったりして。トールキンのエルフって基本こんな感じだよなあ、って。面子が面子なだけに最年少? な雰囲気もちょっと面白くて。でも、ドワーフとエルフが(大体スランドゥイルの所為で)余計目に仲が悪いから、あんまり憩わなかったよ、あの館。あ、でもグローイン面白かった。あれね、息子さんの「エルフには言うなよ!」みたいなところのやりとりを思い出しました。そう言えば、エルフさんの騎馬隊、旗手に1人金髪さんがいたので、その人はグロールフィンデル、きっとそう、と言う虚しい遊びを今回もしています。と言うか、何故にリンディア。そこはエレストールじゃないんかい。と思ったけど、指輪の方ではリンディアは結構ビルボと仲良さ気なんで、その辺りなのかなあ。裂け谷には今回エルフがわらわらいたので、指輪はやっぱり衰退期のお話だったんだなあ、と痛感しました。
ただ、個々のシーンは楽しいの連続ですし、その積み重ねで仲間になっていくような雰囲気も王道と言えば王道で、よいのですが、そのう。導入だけで第一部終わらせやがった、みたいな雰囲気は否めないです。と、思います。まあ、楽しけりゃいいのか。劇場でいた子供はどれもわくわく楽しそうにしてたし。それ、大事だと思うんだ。僕は幸いにして本大好きだからちっさいころからここで、中つ国と言う楽しい場所でずっと遊んできたけどさ。そうでない子もいるだろう。ぶっちゃけ、私は大人しく画面を見てるのって苦痛で仕方がないんだ。何か食べるとか、折り紙やレース編みや、なんでもいい。最悪ハンカチを開いたり閉じたりしてるだけでもいい。でも、そうやって指先くらい動かしとかないと大人しく画面を見ていることって出来ない。本について、そう感じる子も多いと思う。原作持ち歩いていたら、会社で「なんか分厚いの出てきた」って言われたから、世間的にはそう言う認識なんだろう、とも思う。翻訳も質がいいのは古くてたまに日本語の辞書が欲しくなるし、新訳はセンスがアレだし。つまり何が言いたいかって言うと、遊びに行くまでにすごく壁がでかいんだよ、今の中つ国は。
でも、映画ってその辺りのことは結構取っ払えると思うんですよね。安全に、楽しく、簡単に。中つ国まで遊びに行ける素敵なツール。それが映画。どうだい、子供たち。中つ国は楽しいだろう? いいところだろう? なんて、楽しそうにしている子供を見ると思います。僕が昔、本と母を通して中つ国やムーミン谷に行ったように。あの子たちは今まさに、映画とPJ監督の腕を通して、中つ国の冒険への一歩を踏み出したんだろうなあ、って。それは、冒頭のホビット庄並みに美しい光景のようにも思えます。
ところで、取り立ててゴラムについて触れてないけど。
僕、あのなぞなぞ合戦のシーン好きなんだけど、なんかあんまり想像した通りに作られすぎてて、最早何も無いのですよ。ちょっと問題数少なかったけどね。お日様とデイジーって、聞きたかったなあ。一部、僕のような、ファン層に妙な笑いを齎してくれたと思うんだけど。いっそ雛菊って書いてデイジーって振り仮名みたいな字幕とかね。(そろそろやめようか)

来年が早く来ればいいのに、とも思いますが、このお祭りがずっと続けばいいのにとも思います。

これで、おしまい。

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せ、正式タイトル長かった……
と、言うわけで、エリザベートのコンサートに行って参りました。

トート初登場シーンで何故か泣く。感動とかなんとかより、なんかもうわけわかんないけど涙がぶわあっと溢れてたまらなかった。僕はやっぱトートが好き。連れて行って。あなたとゆけるのならば、僕は鴎になり空をも翔ぼう。魚にもなり海をも渡ろう。ただあなたといたいのだ。連れて行って、どうか。どうか。
……
…………
………………
マテトート はやんちゃで割と男くさい。愛して欲しいと言うのも、シシィ僕を頼って欲しいと言うベクトル。あとエロい。最後のダンスとかやばい。DVDで観たのよりは 落ち着いた風情だけど。それが子ルドのベッドに腰掛けたりお姫様抱っこしたり片腕で抱えたり、大人ルドキャッチしたり(勢いあったせいか、ルドルフのハ グッ!!って感じも大概だったけど)キスしたりするんだから僕の頭はギリギリチョップ。ああ言うのを噛み付くようなキスって言うんだろうなあ。トートなの に生命力溢れ過ぎだ。格好いいけど。むしろ惚れるけど。閣下、どうか僕を(以下略)
今回はコンサートなので、オーケストラが見えるのが面白い。トートダンサーの片翼もいいな。なんか、アレだ。さもなんとかのニケみたいな。ただダンサーさんにはちょっと狭いかな。翼を広げきれないような雰囲気。まあコンサートだからな、うん。
私 だけにのリプライズかな?エリザベートとトートとカイザーで三重唱になるとこ。あそこのエリザベートが出てくるとこ。そう言う演出なんだけれども、本当に あの肖像画みたいで素晴らしかった。舞台で、あれだけくっきり画像イメージ植え付けるのも難しくはないかしらん。美しきカイザーリン。エリザベート。
し かし、このエリザベートは三割増しくらいで強そうですし、割と自信に満ちあふれていらっしゃる。ずっと長いこと彼女を演じていた方だそうなんで、当然かな。マテトートも割とロックな歌い方するから、私が踊る時のバトル感たるや凄まじいってレベルすら通り超してた。あんま優しくも悲しくもないのな。僕、見るならやっぱきっちゅ!な存在だけでいいや。
つか、やっぱ多分根本的にエリザベート自体は好きじゃないんだよ。幾らか勉強はしたけど、特にこの ミュージカルでのエリザベートは好きじゃない。言ってることはゾフィの方が正しいと思うのだけど。でも最期にはゾフィも皇后の義務を忘れてる。母親になりたがった、だから惨めに滅んだ。つか、フランツが結婚した時点で息子(皇太子)であることを止めて、夫ないし父親(皇帝)にちゃんとなっとればよかったんやな。エリザベートは正しくないけど、それを糺せなかったのは皇帝だから。だからハプスブルクは滅んだのではなかろうか。
ちなみに休憩中に近くに座ってたお嬢さん方が言ってましたけど。優柔不断で頼りない、だめお。なんで結婚したのか解らない、だそうですよ。なんか言われてんぞ、フランツ。
と、 かくのたまう程、私は保守的で頭の古い人間なんですが、不思議なことに革命、それも自由・平等・博愛の市民革命が大好物なわけですな。で、なんとなくなんでかなって見ながら考えてみた。なんつーか、好物と言うより、なんで正しくないはずのものが正しいものに勝てたのか。その辺の答えを求めて、興味を持ち、 好むのだなあ、と。この話には、更に正しくない(とされているもの、つまりナチスだ)が出てきますからね。なんか、ああ、だからかなあって。所業や方法は 別として思想は間違っちゃいないと思うんだ。私生活を調べてみたらいい。下手な王族よりよほど、庶民が為政者にそうであってほしい正しい生き方してる ぜ。
えーと。
そうそう。途中で字幕でなくなって、ルキーニが日本語で歌いだした所があったんだけど、アレはそう言う演出かね。面白いし、 嬉しくなかったわけではねえけんども、ぶっちゃけドイツ語のがまだ聞き取……げふんがふん。まあ、多分チーム一日本語出来るマテはトートだから。閣下が突然異国語使う訳にも参りますまい。つか、ルキーニの人。ハイジは兎も角ベルばら見てたってどないな幼少期やねん。あと指輪のミュージカル(?)ではビルボやってたらしい。確かに走り方が小人的で大層愛らしかった。
ドイツ語つったら、あれ。子ルドがゾフィにビッテって言って、返答がナインだけだったけど。王族とかでもそんだけでいいんだなあってなんか変なところで感心した。ちょっと面白かったです。

あと、パンフに歴代エリザベートとトートの写真が載ってたけど、こうして見るとやっぱ城たんトートは驚異のビジュアル系だったな、って。並べてみても際立つあの美しさ……と言うか、日本人ってほんとネガティブで退廃的なものに程うつくしさを求めるなあって思いました。

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れっつ幕末。あんなところに劇場あったんだ、ってんで、『FRAG-新撰組Vermilion Order-』 の横浜千秋楽見てきました。なんかなあ、いろいろ惜しい。取り敢えず東京公演はまだ残っているので詳細は縮めよう。

そう言えば、CSで久しぶりにER10とか見たんだけれども(ってゆーか、やってると見てしまうERの不思議) ラストシーンのプラットの格好(紫のシャツに血糊付き、グラサンのでっかい黒人)で歩いたら、平日朝8時過ぎの品川駅でもモーゼになれる、と僕は予言する。

あ、あふたーれぽーと確認した……うわああ、写真……
いや、多分これは、その後自分トコの分買ってる時じゃあないかな……うん。(地味に私信)

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だって、それは浪漫じゃないから。

キャラメルボックスの『降りそそぐ百万粒の雨さえも』を観に行ってきました。日曜のマチネ。
いやあ、夏休みで日曜日のサンシャインなんて行くもんじゃないね。蕎麦一枚食べるのになんで30分もかかんのさ。やれやれ。あ、でもイナイレのスタンプラリーやってて、なんか楽しそうだった。ちょっとやりたかったけど、用紙を配っているおねーさんは僕なんかには見向きもしてくれなかったよ、ふふふん。

ネタバレなので、詳細感想は縮めるとして、その前に。

土曜日はわやくちゃ、アフターに行って参りました。何時ものことながら、その節は皆様ありがとう、そしてありがとう! \宣/
あちこちに散らばりクジを引いた結果、皆見事に二桁、内一名に至ってはまさかの一桁ってことで、我が家には無事に伊達さん改め、春日隊長がやって参りました。さあ、コレで益々利三郎さん人形を作らないわけには行かなくなって参りましたね。寅さんもいっそのことフルネームバージョンに改名しようかしらん。
いや、しかし、それはいいんですけど。
あのウィッグを被せる方法を誰か僕に教えてください。あと、あのてろんてろんの着物と上手に付き合える方法も誰か僕におせーて、おねがい。ウィッグ、襟足とかすごく作りは綺麗なんですけど、その分引っ張ることも出来ず、被せることが出来ないのですが……もしかしなくても、伊達さん見た目印象より頭でかい? ……多分に土方さんのが小さいから、交換しようかしら。でも、深さ的に多分あのお耳の切り込みみたいなのがないと被せられないような……そんな感じで小物が多くて楽しいのですが、飽きました。多すぎです。少なくとも皮手袋と謎のコルセット風胴着と額当てなのかベルトなのかはっきろしろい、な謎の皮ひもは要らない。ブーツはゴツい割にはかせやすくて、汎用性も高そうなので○ 特に春日隊長に現代服着せるなら上はシンプルでも下はワークブーツとかのゴツい系と思っているので完璧。それに、刀と刀吊はよく出来ていたかと。もうなんかオーナー特別受注別料金とかでもいいから、なんでああ言うの沖田さんとかにも付けてくれなかったのか、と小一時間。実戦にはどうかと思うんですけれども、飾り物故、あの龍の形をした鍔が自分のツボを抉りました。わだかまる龍……はっ、蟠龍くん!? (落ち着け)
あと、あの手、どうしようか……あの形の手、既にウチは一個余っているんだが。(苦笑) 利三郎さん人形はぐーぱんで作るつもりだから、その取り替え用にでもするか……あー、しかし。こんなのが来るって判ってたら、あの平安貴族な誌上通販ウィッグを購入しておくべきだったわ。断髪後の春日隊長はぱっつん前髪の姫カット、もとい、かむろ頭、と言うマイドリーム設定が……。

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レイトショーで見たんだけど、それで丁度いいと思った。
映画館でて、夕暮れだったり、昼間だったり。朝日はあんまりないだろうけれども、どんなにせよ、太陽出てたらめげた気がする。めげる、というか、しょげる? そんな感じ。
夜だとなんか気分よかった。薄曇でどんよりの夜空だったのもなんか良かった。タクシーに乗ろうかとも思ったんだけど、見当たらなかったからてれてれ歩きながら帰ったよ。パトカーが近くに来たとき、微妙に速度落とされたのはなんでだろうね。ぺこー、ってしたらそのまま去って行ったけれどもさ。

取り敢えず、心置きなくまちだだった。まほろならぬまちだ。高架下的なところしかよく覚えてないんだけれどもさ。久々に行きたいな、まちだ。アフター並ぶんなら行こうぞ。(どうやって、開始時間までに行くつもりで……)
……んーと、それはそれとして。なんかいろいろ長かった。映画自体も長かったし、予告編も長かった。ああ、面白そうだな、見ようかなと思ったのに、予告編長すぎて、見てる間に何を見ようかなって思ったのか忘れる始末。多分XMENシリーズかなんかだったような気がする。もう一個あったんだけど、本気で思い出せない。海賊さんは、あんましそそられなかったなあ。映画の予告編って、こんなに長かったでしたっけ。
行天さんは兎も角として(余談だが、彼のことを「松田兄弟の……ええと、伊達さんやった方だから、龍のつく方」って母に言ったら「どう言う覚え方」と言われた。伊達さんだから龍のつく方、ってこの上なくわかり易い覚え方だと思うんだけれどもなあ) 多田さんみたいなタイプは厳しいなあ、と。年齢どうこうじゃなくて、なんかこう、うん。最近のあれくらいの俳優さんだとそう言うイメージじゃないんだよね。なんだかなあ。あの、何かしらきらきらしいところとか、格好つけてるところとか要らない。
まあ、いいんだけど。
なんじゃこりゃあ、すごい面白かったし。
笑ってたの自分だけだったけど。
え、あれ、笑うとこと違うん? みたいになったわ。レイトショーって意外に人入ってるんだけれども、なんか皆静かって言うか、無反応なんだもん。怖いよ。じゃなかったら寝てんのかと思った。
いや、でもあのシーンは一見の価値があるよ、多分。ただぼんやりしてたり、歩いてたり。それだけで絵になるってのは……ああ、そうか。そう言うの多田さんには要らんところなんだ。多分あの人はぼんやりしてたら風景と同化するよ。それにはちょっと目立ちすぎる。そう言う意味では行天さんの方が、作り易いキャラクターしてんのかもね。ファンタジーだし。
笑うところと言えば、ジャージのズボンマフラーにする行天さん見たかったなあ。
見たかったなあ。
大丈夫、彼なら似合う。
それとも普通過ぎて見過ごしたりしてたんだろうか。毛布の塊になってたのは面白かった。毛布の塊が喋るのもっと面白かったし、可愛かった。引き攣って飲み込むような笑い方も面白かったな。ひゃひゃ、って言うの。印象的。
由良公や、多田さんと行天さんの過去話のところ……要するに、子供が出てくるシーンは、イメージより幼かった印象。特に由良公はもっと大きいような気がしてた。
あと、行天さんの行動原理、とでも言うのか。彼が「いなくなる」と言うアクションを取る時の切欠が判り易かった気がする。ふらっといなくなるんじゃなくて、眼を見られると逃げる、みたいな、感じ? のべつ幕なし助けるのはいいんだけど、自分が特定の個人を、ってなると駄目なのね、きっと。なんかそれは判るような気がするなあ。何にせよ、自分、に振られると逃げたくなるのだわ。でも、自分、でなくては駄目なのだわ。我侭なのだわ、でも仕方ないのだわ。
うん。
読んでる間……じゃないんだけど、読んでる間、って言いたくなる。まあ、観てる間、何故かまほろよりも、『月魚』の方が頭を過ぎっていた。世代の問題だろうか。でも、この二つの話って結構似ていると思うな。と言うか、基本の構図は一緒だよな。まほろの方がちょっとだけ、草臥れているだけで。と、初めて気がつきました、はい。
どっちかっつーと、同じキャストでも『月魚』のが見たいとか思ってな……嘘、ちょっと思ってる。龍の人の方はどっちでもいいだろうけれども(惣三郎やったくらいだもの、マシキだって出来るさ)、多田さんじゃなくて瀬名垣の方が似合うって。まあ、あれは子供探すのが難しそうだけれども。

あ、あとこの年になってまで、一場面とは言え『フランダースの犬』を映画館で見ることになるとは思わなかったです。そんなシーンでもないのに、凄い笑い込み上げてきた。精々テレビ画面に映ってるのを写すくらいだと思ったら、まさかの全画面表示。大画面でしゅーよみもーとーにー、ですよ。どゆことなの。

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頂いたポラロイド写真をどうしてよいか判らず、結局最後の電車乗り換えを済ませるまで持って歩いてました。今は同じく頂いたサイン色紙をどうしてよいか判らず途方に暮れています。(写真は取り敢えず誕生日に貰ったアルバムに入れてみた)
そんなこんなで、久しぶりに原作付きでもなんでもないお芝居『さよなら また逢う日まで』を観てきました。人間、慣れないことをするもんじゃない、と言うことを学びました。いや、なんか特典付きシートとか言うのがチケット買ったときまだあったんで。まあ精々がメッセージ頂けるとかそんなもんだろう、と高を括っていた訳ですよ。まさかの記念撮影でしたよ。帰っちまっても良かったみたいなんですが、折角なんで。おさむさんと倉くんと、あと『風を継ぐ者』のあの純情な殺陣がやたら印象的な沖田さんを演じていた方(説明長っ) に挟まれて写真撮ってきましたよ。あん時はそうも思わなかったんだけど、確かに小柄だった。じゃなくて、なんの羞恥プレイか、ホントにもう。

で、まあ、何度目かの公演のようですが、まだ今回の、は始まったばかりなので縮めませう。

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あと、この前『まほろ駅前多田便利軒』の映画も観てきたんだけど、感想はまだ先で、連休ラストは会津で飾るので、ちと留守にします。つっても、最近真面目に書いてないから、あんまり影響ないだろうけれどもさ。まあ、気分だ、気分。

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