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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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『The Live Playing Theater 人狼 #07:CASTLE 月虹に浮かぶ城』を、観に行ってまいりました。10/7の夕方の回です。……これ、観た、でいいのかな。参加した、ではなく。
要は、役者さんがキャラを、物語を演じつつ、人狼ゲームに興じよう、と言う嗜好の舞台です。TLPT人狼は初めてでしたが、人狼自体は過去に一度プレイ経験あり。また、何かのお芝居のトークショーで、今回出演しているおさむちゃんが人狼やってる(人数少なかったので、今回のようないろいろ役割があって云々と言う小難しいものではなかったですが)のも見たことがあります。ちなみに、プレイした時は人数が多かったのもありほぼ傍観。トークショーの時はみかしゅんがやたら楽しそうだったのと、くらくんが「おさむさんですか?」って何度も客席に尋ねてきたことくらいしか覚えていない、です。つまり、何が言いたいかというと、私はこのゲーム、大変不得手です。
ゲームの進行等、詳しいことは公式HPにいろいろ挙がっているので、そちらを参照していただくのが一番良いでしょう。
↓↓
プレイログ:第11ステージ | 人狼TLPT #07:CASTLE 月虹に浮かぶ城
http://7th-castle.com/jinrou/playlog.php?007

そして、続きは縮めます。長いです。しかも時々唐突に小説っぽくなります。だって、そう言うの読みたい! って展開だったんだもん。マジで。



で、だ。
じゃあなんでわざわざブログを広げているかと申しますれば、だ。
はい。
プレイログ6日目に残ったメンバーにちゅうもーく。
もうね、舞台は生物とはよく言いますが、まさかこんな神展開な回を引き当てるとは思わなかった。おさむちゃんもいるし、不得手なゲームとは言え見ている分には楽しいし、目下谷口さんがお気に入りなんで、そのお気に入りの人が演じる土方さんとか観たくない理由がないよね、うんっ! みたいな、吹けば飛びそうな軽いノリと深夜テンションで観に行ったのが、こんな……こんな……。
土方さん、総さん、そして局長による騙しあい……と言うよりは、最早アドリブ演技のぶつけ合い、とでも言いましょうか。そんな最後の一日。土方歳三、最期の一日。それは大河。
……
…………
………………
――そう、それは6日目の朝のこと。神父クリスの退場により、舞台に残るは新撰組の二人。
  土方歳三、沖田総司。そして局長サミー。
  明るくなる舞台。総司は斬り込むように、一つの問いを叩きつける。
  「あなた、本当は局長なんでしょう?」――

そんな、総さんの台詞から怒涛のお芝居が始まるわけです、よ。(台詞は、細かくはうろ)
当初、局長は局長ではなく「新撰組に憧れて、そう言う名前つけた居酒屋経営している"局長サミー"」と言うただの村人さんだったわけですが。(どうでもいいが、自己紹介の時の態度にすごい親近感感じた) この総司さんの問いに答えて曰く
「そうだ」
と。更に、誰か死ぬのだとしたら、俺たちらしいやり方でやろう、と返してきます。今回のゲームでは追放になった者は聖杯を呷り死んでいく、と言う設定なのですが、それを新撰組版の時と同じ切腹にしよう、と言う訳だ。
そして、この三人の内の一人は人狼。二人は人間。今までの行動から鑑みて、総さんだけは極めて人間の可能性が高い。
総さんは、土方さんに。
土方さんは、総さんに。
それぞれ投票の白い薔薇を渡す。
泣きながら、掠れた声で言う土方さんの
「俺は総司に入れる」
が、辛い。
誰が、追放になるのか。判断は局長に委ねられる。局長が選んだのは、総司さん。
投票の薔薇を受け取る時の泣き笑いのような顔。泣いてるんだけど、一生懸命、それでいいんだよ、正しいんだよって言い聞かせているようなあの顔。子供が「ちょうだい」ってするみたいに伸ばしながら、それでも震えていたあの手の形。
でもねえ、あれは嬉しい、だと思うのよね。
だって、ある意味では守れたのだから。
新撰組の「勝ち」を、彼は守るために死んだのだから。
それでいいんだ、これでいいんだ、幸せなんだ、って言い聞かせるみたいなあの笑顔。
いや、ほんと素晴らしい沖田総司でしたよ、あれ。

総さんの正体は客席には知らされぬまま、赤い照明の下、土方さんと局長が立っている。一対一になったので、人狼の勝ちは確定。しかし、どちらが人狼なのか。
口火を切ったのは土方さん。
「どのような形であれ、あんたが生きている限り新撰組は勝ち続ける……」
つまり、最後の一匹は、局長だった。
介錯、と言う名で土方さんを喰らう局長。
この人狼を倒すため、一同をこの場に呼び集めた女神に、ぽつり、と問いかける。
「なぁ、女神様。この気持ちはいったいなんだ? 俺は、こんな気持ちを味わう為に、人狼になったのか……?」

そんな、幕引き。
物悲しい、静かな、結末。
この、三人の、三人だけになった時、総司さんが切り込んだときからの展開。そして演技。本当に素晴らしかった。よく出来た、初めから想定されていた物語のようであった。舞台に神様って、いるんだな。

また、もう一点。展開的に素晴らしいことがあり。
上記結末により、総さんが人間、と言うこともはっきりしたわけですが、それを推理する段階で、山南さんが総さんに言うのですよね。
「君は人間だ」
と。
その根拠と言うのが、最初の追放者を決める際の出来事。人狼が徒党を組んで人間を殺すことが出来ないように、投票できるのは一人につき、二票まで。二票集めたものの中から、預言者を使い人狼を炙り出そう、と言う提案を神父クリスがしているわけですね。なんですが、一人、限りなく怪しい行動をとったものが居り、その人に総さんが
「僕は土方さんと山南さんを守るだけだ」
と、言って掟破りの三票目を投じるわけです。
その時の総さんの行動を指して、山南さん曰く
「君は彼女に投票した。人間だからだ。怖かったから。人間だから、人狼は怖い。当然です」
と言うようなことを、言うのです。流石に私もこの行動の時、総さんは人間だ、と確信した訳ですが。実際、総さんが「人間」だったことにより、これもまた悲しい伏線になったなあ、と。この台詞が出たのは、確か山南さんが追放になる時のことだったので。
と言うか、この時山南さんが「私にいれなさい」とか言い出したから、怒涛の新撰組展開が胎動を始めた、部分はあったと思います。だってそこ史実なぞらなくてもいいじゃんよ、って。

なお、山南さん追放以前の記憶はほぼぶっ飛んでしまっていて、総さんの仕草が逐一かわゆくてもだもだしてたとか、土方さんが「人狼は女が嫌い(女性陣が前半戦で全員退場になったため)」と、妙に自信満々に言い放って(しかもこの人、それ以前にはあんまり意味のある発言してない)爆笑を買っていたことくらいしか覚えてません。まあ元々、何もなくても多分新撰組しか記憶してないであろう、残念仕様の海馬ではありますが。
あと、山南さんが最近は私も人気が出てきたと思ってたのに……とか、ぼやいてたかな。土方さんと総さんは女子高生に判って貰えたんだけど、山南さんだけ判ってくれなくて……いや、私だったら山南さんに一番に反応するなあ。聞きたいことが、たくさんあるんだ。まず名前の読みは今は「サンナン」説が有力だけど、結局「サンナン」なのか「ヤマナミ」なのか、そこから確認する。あの人なら聞いてくれる気がするし、喋れる気がする。土方さんいたら、まず憧れが過ぎて逃げる。現実見るの怖い。
……
…………
………………
いや、でもあの総さんは素晴らしかったです。なんと言うか、仕草がほんっと逐一かわゆくて。でも、女々しいって言うんじゃなくて、落ち着きのない子供みたいで。オープニングで土方さんにこてん、と寄りかかっているのも良かったですし(別にあの二人でどうこうしようとか考えてませんが。何か、あすこは互いに甘ったれている感はあると思う。信頼と言うよりは、甘え)、透明なプラスチックで出来た椅子を物珍しそうにつんつんつついてみたり、その椅子に横向きに座って膝抱えてみたり、鯉口かちかち言わせて遊んでみたり。座り方とか綺麗に正座してるのに、ちょっと間が空くとすぐにちまちま遊びだすのね。じっとしていられない、小学生くらいの男の子みたいな感じで。すごい可愛い。それに、基本的に総さんは良くも悪くもガキだと思っているので、なんともしっくりする「存在の仕方」をしていた。
あと、自己紹介で何があろうと土方さんと山南さんだけは守る、って言った時に緊張なのかちょっと手がふるふる震えてたりとか。
山南さんが追放で聖杯を煽ったときに、頭を下げるような仕草をしてて「ああ、きちんと見送るのか。真面目な良い子だなあ」と思ってたら、暗転するくらいの時に床に音がするほどガンッと頭を打ち付けて「うああああ」とあげた慟哭とか。
土方さんから、そして局長から投票の薔薇を受け取る時の泣き笑いのような顔。
……うん、こう言うことばっかり覚えてるから、他の大事なこと忘れるんデスよね。知ってる。


あ。
少し別の話になりますが、あと一つ。
これ、上映中もツイッター等での呟き可能(正確に言うと、裏でその夜誰が襲撃されるのか、や能力者がどう能力を使用するのか考えている時間のみ許可、なのかな) なんですね。そこでの繋がりがあれば、同じ会場内の客席にいる人との相談も可能。これは大層面白い試みだなあ、と思いました。
リンカネの時は久し振りのブチキレをかましましたけど、別に上演中のケータイ使用が全部嫌だってんじゃないですよ。空気読めというか、場を弁えろってヤツだ。こう言う推理ゲームって、基本的にはお喋りが楽しいものだと思うんで、そう言う一面として、楽しむためのツールとしてケータイやネットを利用させる、と言うのはもっと積極的に行われてもいいんじゃないですかね。事前にメルアド登録させといて、シャーロックがS1の1話でやったみたいな、あの「違う」ってメールを記者に送りつけたみたいな、そう言う演出をするとか。
そう言えば『公僕の警察』でメルマガキャンペーンみたいなのやってて、あれも面白かったなあ。ああ言うのは、もっとあってもいいと思うよ。

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