『土方歳三の鬼謀』シリーズ読んでたら吹きました。
会社で。
電車のなかで笑っちゃうより恥ずかしいよ、みんなしてこっちみんな、畜生。
みんな、みんな、大鳥さんに対する評価があんまりアレだからいけないんだ! あと、三十路過ぎの男に「ハンサム・ボーイ」ってのもどーかと思うよスネル弟。いや、土方さんたしかにかっこいいけどさ。
んで、この『土方歳三の鬼謀』シリーズ、予想外に面白いです。伊庭さんと利三郎さんが背中合わせで戦う大変美味しいシーンがある、と風の噂で聞いたのでくれじっとかーど作ってまで購入したのですが、それだけした価値がありました。まだその美味しいシーンまで至ってないのですが既に十二分に対価は貰った気分、今二巻まで読んだけど、もう三巻が期待するほど面白くなくても別にいーや。いや、面白いに越したことはないけれどもね。
このシリーズは、ちょっと独特な作風で……自分はこーゆーお話のこと勝手に「歴史分岐モノ」って呼んでるんですが(ひょっとしたら正式な名前があるかもしれないけれども、僕はそれを知らないので)要するに、現実の歴史のある時点からパラレルワールドを展開し、史実と違う物語を作り上げている。そういうお話なのです。んで、この『土方歳三の鬼謀』シリーズは戊辰戦争のありとあらゆる局面で土方さんが戦略を立てまくり、指揮しまくって勝ちに勝ちまくる、という夢のようなお話。
史実に沿った話は、史実をある程度知ってると「あーもーなんでそこに行っちゃうのかな」とか思ったりするもんですが、このお話ではそういう「あーもー」な部分を尽く土方さんが叩き潰して行ってくれるんですね。(流山の顛末とか、幾つかはそのままなのですが)もう「行け行け、そこだ、させ、つっこめ!!!」って脳内で叫びまくりですよ。読んでて凄く気持ちがいいの。それでやりっぱなしじゃなくて、最後の章が「現実」ってタイトルになってて、「実際はこうだったんですよー」って説明してくれるのが仄かな哀しさを残してくれる。最初はいろいろなんじゃこりゃ、って感じだったんですが(話し方だけでは誰が誰だか判別がつかなかったり、それもやたら「!」多用で変な感じだったり、土方さんの一人称が「僕」だったりしたので一瞬ホンキで桂さんと入れ替わってしまったのかと思ったり)(土方さんが桂さんに成りすますシーンがあるのですよ「如何にも、私が桂だ」とかなんとか言って。それを後からげらげら笑って茶化す一さんと新さんは新選組小説きってのギャグシーンだと思います)結構クセになりそうです。やっぱり本編読んでて「行け行けそこださせつっこめ!!!」って気分になれるのが一番楽しいかな。自分が幕府方好きなのは、多分に判官贔屓ってのがあるんですが、それでもやっぱり好きな方が圧勝するの見てるのの方が楽しいし、気持ちいいもの。土方さんも一さん、いや次郎さん? もちょっと取り調べの時とかわくわくし過ぎだあんたら締め上げる気満々でなんでそんなに楽しそうなんだサディストか、そうなのか、と思ったけど、実際取り調べのシーン読み始めたら軽く「ざまァごらんあそばせ」って気分になったし。(どんなだ)
あと、三十路過ぎてなおきらきらしながらいろんなことを学習していく土方さんがなんか可愛い。なんつーか、この話の土方さん人生すごーく幸せそうです。いや、別に他のお話の土方さんが不幸そうってワケじゃないですが。なんか、ほんと、幸せそうなんですよね……ちょっと子どもみたいで。新選組・土方歳三ってよりバラガキ・トシさんって感じです。観るもの聞くもの総てが新鮮で、人生楽しくて、戦も楽しくて仕方ない、みたいな。
ところでこの作者さん、えと、柘植久慶……うわ、剣道の先生と同じ苗字だ……「勿怪の幸」って表現好きなのかな。やたらたくさん出てきたけど。
そうそう、表紙に関して少女漫画っぽいと思った理由が、二巻の表紙まじまじ眺めてたら判りました。
この土方さん、顔がベルばらのフェルゼンに似てるんです。じゃなかったら宝塚。なので少女漫画だと思ったんですね、多分。なんかこの本のBGMが「行けフェルゼン」になりそうです。……って、「行けフェルゼン」って勝手に言ってるけど、それで合ってるのかな。ヅカで、フェルゼンがアントワネットのところに行く時に鞭振り回しながら歌う歌なんですけど。「行け、行け、行け、フェルゼン」って。小学校の頃、縄跳び振り回しながらこの歌を歌っていたのは、今となってはいい思い出です。
会社で。
電車のなかで笑っちゃうより恥ずかしいよ、みんなしてこっちみんな、畜生。
みんな、みんな、大鳥さんに対する評価があんまりアレだからいけないんだ! あと、三十路過ぎの男に「ハンサム・ボーイ」ってのもどーかと思うよスネル弟。いや、土方さんたしかにかっこいいけどさ。
んで、この『土方歳三の鬼謀』シリーズ、予想外に面白いです。伊庭さんと利三郎さんが背中合わせで戦う大変美味しいシーンがある、と風の噂で聞いたのでくれじっとかーど作ってまで購入したのですが、それだけした価値がありました。まだその美味しいシーンまで至ってないのですが既に十二分に対価は貰った気分、今二巻まで読んだけど、もう三巻が期待するほど面白くなくても別にいーや。いや、面白いに越したことはないけれどもね。
このシリーズは、ちょっと独特な作風で……自分はこーゆーお話のこと勝手に「歴史分岐モノ」って呼んでるんですが(ひょっとしたら正式な名前があるかもしれないけれども、僕はそれを知らないので)要するに、現実の歴史のある時点からパラレルワールドを展開し、史実と違う物語を作り上げている。そういうお話なのです。んで、この『土方歳三の鬼謀』シリーズは戊辰戦争のありとあらゆる局面で土方さんが戦略を立てまくり、指揮しまくって勝ちに勝ちまくる、という夢のようなお話。
史実に沿った話は、史実をある程度知ってると「あーもーなんでそこに行っちゃうのかな」とか思ったりするもんですが、このお話ではそういう「あーもー」な部分を尽く土方さんが叩き潰して行ってくれるんですね。(流山の顛末とか、幾つかはそのままなのですが)もう「行け行け、そこだ、させ、つっこめ!!!」って脳内で叫びまくりですよ。読んでて凄く気持ちがいいの。それでやりっぱなしじゃなくて、最後の章が「現実」ってタイトルになってて、「実際はこうだったんですよー」って説明してくれるのが仄かな哀しさを残してくれる。最初はいろいろなんじゃこりゃ、って感じだったんですが(話し方だけでは誰が誰だか判別がつかなかったり、それもやたら「!」多用で変な感じだったり、土方さんの一人称が「僕」だったりしたので一瞬ホンキで桂さんと入れ替わってしまったのかと思ったり)(土方さんが桂さんに成りすますシーンがあるのですよ「如何にも、私が桂だ」とかなんとか言って。それを後からげらげら笑って茶化す一さんと新さんは新選組小説きってのギャグシーンだと思います)結構クセになりそうです。やっぱり本編読んでて「行け行けそこださせつっこめ!!!」って気分になれるのが一番楽しいかな。自分が幕府方好きなのは、多分に判官贔屓ってのがあるんですが、それでもやっぱり好きな方が圧勝するの見てるのの方が楽しいし、気持ちいいもの。土方さんも一さん、いや次郎さん? もちょっと取り調べの時とかわくわくし過ぎだあんたら締め上げる気満々でなんでそんなに楽しそうなんだサディストか、そうなのか、と思ったけど、実際取り調べのシーン読み始めたら軽く「ざまァごらんあそばせ」って気分になったし。(どんなだ)
あと、三十路過ぎてなおきらきらしながらいろんなことを学習していく土方さんがなんか可愛い。なんつーか、この話の土方さん人生すごーく幸せそうです。いや、別に他のお話の土方さんが不幸そうってワケじゃないですが。なんか、ほんと、幸せそうなんですよね……ちょっと子どもみたいで。新選組・土方歳三ってよりバラガキ・トシさんって感じです。観るもの聞くもの総てが新鮮で、人生楽しくて、戦も楽しくて仕方ない、みたいな。
ところでこの作者さん、えと、柘植久慶……うわ、剣道の先生と同じ苗字だ……「勿怪の幸」って表現好きなのかな。やたらたくさん出てきたけど。
そうそう、表紙に関して少女漫画っぽいと思った理由が、二巻の表紙まじまじ眺めてたら判りました。
この土方さん、顔がベルばらのフェルゼンに似てるんです。じゃなかったら宝塚。なので少女漫画だと思ったんですね、多分。なんかこの本のBGMが「行けフェルゼン」になりそうです。……って、「行けフェルゼン」って勝手に言ってるけど、それで合ってるのかな。ヅカで、フェルゼンがアントワネットのところに行く時に鞭振り回しながら歌う歌なんですけど。「行け、行け、行け、フェルゼン」って。小学校の頃、縄跳び振り回しながらこの歌を歌っていたのは、今となってはいい思い出です。
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