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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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映画館。久しぶりにあの映画館があんなに混んでるの見た。イナイレって人気あんだね……小さい子がユニフォーム的な服着てるのが可愛かった。時節柄か、キャプテンばっかり。夏場だとキーパー以外のポジションの、半袖のとかもあるんだろうか。
しかし、最近ホント洋画の配給少ないんだね。近所のシネコンだったんだけど、8部屋あるウチの、1部屋しか洋画かかってなかった。その上、でかい方から3つはアニメ映画が占めていると言う……いや、別にいいんだけど。いいんだけど、なんだかなあ。

まあ、でもなんだかなあ、と言いつつ。自分の目的も邦画なワケで。
『最後の忠臣蔵』観てきた。原作は未読。劇場の中入ったとき「流石にここには子供はいないなあ」って話をしてたおっさんが、人の顔見て語尾を濁した。ままあることだけど。子供じゃないやい。もう20歳過ぎてるやい。
んで、まあ忠臣蔵です。興味のある時代以外は疎いの法則で、忠臣蔵と言ったら「赤穂浪士」「大石内蔵助と吉良上野介」「お正月の時代劇」くらいのキィワードが浮かぶくらいでしょうか。最後のが一番酷いな。播州、播州と繰り返して言われるので、そう言えば大鳥さんも播州出身だなあ、とか。そんなこと考えてた。雪の日の内入りなんかはちょっと絵になるかと思います。そんな認識。ぶっちゃけ、5割ほどは役者目当てです。いや組! を見ていた方なら判ってくださるかと。面白いじゃん、キャスティング。
でも、話的にはそれくらいの認識でも十分だったみたい。細かい「討ち入り」に関する話は結構スルー気味だったけどな。歴史モノでなく、時代劇だとそんなものなのかも。話自体は、面白いっつーか、興味深いっつーか、重いよ。考えれば考えるほど、泥沼な感じ。観に行った動機の残り5割のウチの48パーセントくらいが、テーマ的に相馬さんと被るから、何か新しい見解がえられはしないか、と言う打算にあったわけですから、まあ仕方ないと言えば仕方ないのですが。そして打算は打算でしかなかったわけですが。
結構泣いていた人も多かったみたいだけれども、ありゃどう言うつもりで泣いていたのか。少なくとも私は悲しい話だとは思わなかった。孫左は、きっとあれで満足なんだろう。だったら、それはいいことだ。悲しいことなんかでは、少しもない。命あってのものだね、とかそう言う言葉。僕は嫌いなんだ。今回みたいな理由がある場合、彼は16年前に死に損ねたりなんかしてないよ。きちんと命を果たして、後を追った。それだけで、それだけなんだけど、それは立派なことじゃないか。そこに感心こそすれ、悲しいとは思わない。ゆう様のこととか、少しの後悔……って言ったら違うな。自分のようなものを想って貰って、それなのに、と言う心苦しさ? 的なものはあったかも知れないが。でも、吉右衛門の気持ちになるとちょっと泣ける。介錯を断られた寂しさのような感じとか、また一人置いていかれる(彼は多分、他の人と同じように自害は出来ないだろう。多分、そう言う命令だから) ような悔しさ、とか。彼は彼で、生きるのが仕事なのだから、そこで死ななくてもいいとは思うんだけどね。だからこそ、介錯は無用だと言ったのだろうし、断られたことが寂しく虚しかったんだろう。吉右衛門の仕事は、総てを終わらせ、見届けること。そして誰かに伝えること。見ることは出来ても、関わることは出来なかった。そんなのは寂しい。
御輿入れの行列に人が次々に加わってくるところとかは、なんか優しくて誇らしくて、なんだかよく判らないけど笑えてきた。嬉しいと笑えてくるよね。そんな感じで。
他にはちょこちょこ人形浄瑠璃が流れてて面白かった。よくもまあ、あんなにシーンに合った場面ばかりを見つけてきたものだと。ただ、やっぱりあの手の謡いで何も補助がないのは少々厳しい。難しくはないんだけど、やっぱり耳慣れない言葉ではあるから、聞き取るために画面見るのを忘れちゃうんだな。英語でも原語にしろ日本語にしろ字幕があればなんとなく聞き流していられるけど、何もないと聞くのに集中しちゃって画面観ない、みたいな。そんな感じ。DVDかなんかになる時は、あそこだけ字幕の有無が選択出来ればいいな、と思った。じゃなかったら、いっそ冒頭みたいに全文書いてくれても構わない。
恋愛方面に関しては、よく判らなかった。恋愛映画だ、と言う感想をぼちぼち耳にしたんだが、それはどうだろう。僕にはよく判らなかったけど、孫左が可音の足を洗うシーンはなんとなくエロいと思った。エロって言うより艶っぽいとか色めいてるとか言った方が近いかも。可音は綺麗な子だったなあ。時代物慣れてないのかな? って感じで、ちょっと硬いような、世界に馴染まないような感じがあったんだけど、それが逆に世間から隔絶して育って、って雰囲気になってて。わざとだとしたらなお凄いことだと思う。それが段々不器用ながら「武家の娘」らしい振舞いをするようになって行くのが、ちょっとした感動だった。その、御輿入れの行列に人が加わってくるシーンで礼を言うのが、如何にも、って感じで。ああ言うの好きだなあ。
ちなみに、目的の5割のウチの68パーセントくらいを占めていた山本耕史ですが、なんかやたらめったら若くて(多分衣装の所為) 初心な感じで可愛かったです。心底老舗のおうちのお坊ちゃんって感じで。でも、いろいろ器用にやる人だなあ、と思っていたけど方言は駄目みたい。そう言えば、土方さんの時も言葉自体はそれなりに乱暴なもののはずなのに、どこか大人しいと言うか、お行儀がいいというか。なんとも不思議な感じの話し方してましたっけ。

レミゼ。来年やるやつ。
どうするかなあ、と検討中。
メインキャストに特に目当てはいないんだが、アンサンブルで藤田玲が出ると言うので。……話自体はなあ、もういいんだけど。キャストによってはやっぱりみたいかも。でも、アンサンブルのキャストに合わせるとか凄いめんどい。あと、『エリザベート』で凄い可愛かったちびルドルフの子がガブローシュやるみたいなんで、それも見たいなあ。……そっちに合わせるか、ふむ。しかしこっちは、キャスト表出てないな。子役は出ないのかな? ……って、あれ? 観に行く方向なのか? 自分。
む。『エリザベート』なら死ぬまでにあと5回くらいは見たいので、今度があればキャスト関係なく通いつめるかも知れません。でも、レミゼは悩むところ。


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