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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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耽美とか豪奢とか。
絢爛とか爛漫とか。
最近、夙にそう題される話を読んでいる気がする。わざと選んでいるわけではないのだが。
取り敢えず、縫い物しすぎて肩が凝ってきた。

『小説・読書生活』
ごくごくごく。
飲んだ。
そんな話。(ぇ)
でも、嘘はついてない。飲み物より、餡かけとか、トロロとか、そういうでろっとしていながら喉ごしのいいものを飲み込んだ感じだけれども。
一説によると、京極堂シリーズの関くんのモデルになったとかならないとか言う人の本。そう言う前提で読んだ所為か、元々がそうだから関くんの話にそう思っていたのかは不明だけれど、なんだか物凄く読み易い気がした。すらすらと言葉が頭に入ってくるような。
それでいて、ちゃんとどろり、と。頭蓋の中に引っかかるような。
一見似合わなさそうな取り合わせだけど、何故かコンビニ弁当とか、電車の中でおじさんが飲んでるチューハイの妙に鼻につくにおいとか。そう言うものがよく似合う。
……ああ、そうか。退廃的な、感じ? 案外と俗っぽい。その割にはあっけらかんとしていて、乾いていて。居心地の良い話だったけれどもなあ。うん、なんつーか、物凄く読み易かったのがやや新鮮。まともに情景を想像するのを途中で放棄していたんだけれど、それでもちゃんと読んでいけば、風景見えた。頭の中に目まぐるしく、書割が貼られていく感じ。これは多分、本読んでてとても気持ちのいいことだと思う。
あと、「生きている渦巻」を電車の中で読んでて、途中でちょっと寝ちゃって、なんだか凄く長時間眠った気になって「うわあやっばい寝過ごした」と思ったら、一駅分も進んでなかった、なんてことがあった。読みながら寝ると、よく眠れるかもしれないけど、凄く難しそう。ごいごい一気に読んでしまうから。
書き続けていられたら、間違いなく新刊が出るたびに朝から本屋のハシゴするのに。なんだかいろいろ残念だ。ちぇ。

『鏡の偽乙女 薄紅雪華紋様』半分ほど。
……雪華紋様って、どんな模様? と言う身も蓋もない疑問から始まった。調べてみたら、普通に雪の結晶のアレだった。ちょーん。……漢字の字義は信じて然るべき。
怪奇というほど怖くないし、幻想や耽美というほどの程でもない。上のとは別の意味で読み易い。頭に入ってくる、読んでるだけで残る、というそう言う快楽的な読みやすさではなくて。平易で楽しい、と言う意味の。
面白くないわけじゃないんだけど、実はちょっと肩透かし。期待していた方向と面白さが違う。
肩透かしなんだけど、透かされた分補うように普通に、無難に面白くてなんかどう言う反応示したものやら。よく判らない。
判んないけど、面白いなあ。シリーズ化されんのかな? されそうな雰囲気だけど……されんなら買おう。なくっても別にかまいやしないけど。

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