『新撰組秘帳』読了。彰彦先生の新撰組モノ短編集。相変わらず、取り上げてくるところがマイナーだ、この人……一番最初のは、でも、すごく新撰組小説としてオーソドックスな感じがした。彰彦先生が書いてると、ちょっと新鮮かも知れない。ギャグじゃないです。そんななかでも、しっかり顔だしている相馬さんと利三郎さんがいて、しかも珍しくだんだら羽織(だって二人が出てくるときって、もう既にコレは使われていない設定か、洋式軍服なんですもの)着ている描写があって、想像したら燃えた。
鉄くん主人公の「五稜郭の夕陽」はなんかすごく綺麗なお話だった。コレがこの短編集の中では一番印象的かな……特に、最後の辰兄……いや、辰之助さんのお手紙が、『壬生義士伝』の最後の手紙と同じ効果を醸してた。鉄くんはともかく、辰之助さんが出てくるのって、やっぱりすごく珍しい。ピスメ以外に出てきたもの……ありましたっけ。日野には何度か行っているので、景色がすごくよく想像できたのも、「綺麗なお話」と思った一因かもしんない。
小説だけじゃなくて、最後に対談もついてて、楽しみに取っておいたら、実は既読でちょっと凹んだ。そこは気づいとけ、あたし! ちなみに、前に、映画と映画の間の時間の暇つぶしで買った、青い雑誌に載ってやつだった。でも、面白いのでもう一度ぱらぱら読んだ。
そ言えば、この前『北辰挽歌』かな? 読んでたときに、地の文で。相馬さんのことは「相馬」なんだけど利三郎さんのことは「利三郎」って書いてあるときが時々あって、やっぱり「利三郎」は「利三郎」なんだなあ、と思った。なんとなく、「野村」じゃなくて「利三郎」って書きたくなるんだな、この人。自分は、一応苗字で書くように書くように、と思っているのですが利三郎さんのことはどうしても「利三郎」と書いてしまいます。あと、伊庭さんも「八郎」って書きたくなるかな。
朝、本屋行ったらローゼンメイデンの新刊が出てた。
始業前に読みきった。
……あたし、ジュンが記憶喪失にでもなったのかと思ったよ。それにしても、コレは遠まわしのタイムパラドックスかなんかなのか。(いや、多分ただのパラレルワールド)水銀燈が随分可愛らしくなっている気がしました。後、作りかけの人形の手足がそこいらにぶら下がっているのは、我が家でもたまに見られる光景なので、なんかそれが可笑しかった。
明日はリベンデルへ旅発ちます。
写真見たところ、リベンデルってよりロスロリエンって雰囲気だったけれども、実際どんななんでしょう。楽しみです。
……リベンデルって、僕が勝手に呼んでるだけなんですけど。要は「妖精の峪」って言う居酒屋です。楽しみです、リベンデル。エレストールとかグロールフィンデルとかに、会えないかしらん。(どっちかって言うと、スランドゥイル王の方がいそうな気がする)
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