青い、なんだか宇宙っぽい地色に、僧形の侍の後ろ姿の描いてある表紙の本を貰う。表紙には他にも行く人かの侍が描かれていたが、印象に残る、主人公然とした背中を持っているのはこの僧形の侍だけである。中の紙は、全部パラフィン紙で出来ていてちょっとごわごわしている。
本は長い間人から人へと渡されてきたもので、私の所にもどこぞかの誰かのところから送られてきたものである。本文は特になく、無地のパラフィン紙に、渡された人が何かしら書いて次の人に渡す、という仕組みらしい。文章のことが多いが、イラストも何枚か見受けられる。一番多いのが「宛名・一言・送り主の名前」と言う形式のもので、私の宛ての文章も
「(本名だったので略)さんへ
貴方の仕事を見せて下さい。
田中」
と書いてあった。この「貴方の仕事を見せて下さい。」と言う一文は、何故か一番よく見かける文章で、数えただけで186あった。本は長い時間を旅してきているので、もう書くところが少ない。私宛の一文も、小さな隙間にせせこましく詰めるように書いてある。一通り中身を読み終え、さて私はどこに何を書くか、と万年筆を取ったところで「起きろ」と怒鳴られて目が覚めた。降りるべき駅だった。
電車の中で寝ると、よく夢を見ます。
取り敢えず、田中って誰。あと表紙の侍関係なくねえ?
閑話休題。土曜日、水戸に梅を観に行きました。
朝と日が暮れてからは寒かったのですが、日中は結構暖か。梅だけ観に行くのも勿体無いので、弘道館や徳川博物館にも足を伸ばしました。弘道館の稽古場みたいなところでは、丁度剣道の演舞と公開の稽古? をやっていて、なんだか在りし日の風景。個人的にも懐かしく、面白かったです。一人受けるのは下手なんだけど攻めるのは凄く上手な子がいて、総司さんってきっとあんなタイプ、とあらぬ方向に走る思考。そう言えば慶喜公が謹慎していたのも弘道館だったわけですが、行くまでその事実忘れてました。あと吉田松陰なんかも来ていたのを知ったのは初めてで、書状なんか公開されていたりして「おおっ」と。隣に居た年齢と趣味が恐らくほぼイコールなお嬢さんと「松蔭先生? いたの、ええー!? 初めて知った!」 と一頻り盛り上がっておりました。初対面で何してる自分。こちらのお庭の梅も花盛りで素敵。蝋梅が好きなんで、こっちのは蝋梅あって嬉しかった。あと、何故かお土産物屋さんで笠間焼きを売っていた。それは隣の藩だ、と思ったけど駅前の道路標識見たら水戸から笠間って24キロしかなかった。近い。
その後、昼過ぎくらいに偕楽園に移ったのですが、トラブル発生。何故か迷子を拾う。「ぱぱー、ままー、どこー?」と探し回っていたので、昼飯と言う名の花見団子(梅味噌味、美味) を齧りながら暫く観察していたのですが、食べ終わっても親こねぇし、誰も声かけねぇし。仕方ないので声をかけ、お祭りの本部の方に預けました。どっとはらい。しかし、あの子は多分また迷子になるだろうな、うん。危機感ないのだよ、子供もだけど主に親に。
で、トラブル解決の後は徳川博物館を訪ね(いろいろあったけど、インパクトあったのは特別展示の慶喜公の孫娘さんの雛人形だった、というオチ。丸顔の可愛い雛人形でした) 、園内にある何とか言う屋敷を見学し、段々暗くなる夕暮れの昔の家の中を体感したり、ご飯を一階から二階に運ぶための滑車に噴いたりしつつ、日が暮れるまでふらふら花見。あ、あとなんでしたっけ。光圀公の博物館的な。そこも行きました。どこでだったか、斉昭公の「尊攘」って言う字を見て、インパクトあったなあ、あれ。迫力だよなあ、と思ったりして。徳川つっても、水戸の徳川家なんで、個人的に面白いものって慶喜公絡みくらいですか。そんな感じで。
でも梅はいっぱい咲いていたので、満足。白い方がやや優勢かな。赤い梅が好きなんですが。折りしも土曜は、ライトアップの日っつーことで、日が暮れてからちょっとの間、居てて夜の梅も見学してから帰りました。ライトアップ始まってから、ちらほら何故かコスプレしている人がいて、何故じゃあ、と思ったのですが、どうも隣にあった桜田門外の変のロケスタジオであったイベントの一部として野外撮影が許可されていた様子。……うん、そう言うイベントあるんだったら、どっかに書いといてくれないかな、心臓に悪いから……友達に恥ずかしくて憤死しそうとか送ったメールが恥ずかしくて憤死しそうだよ。ってか、弘道館ではねんどろいどの写真撮ってる人いたし、別に悪かないと言うか人の事いえない部分もあるんだなんだかなあ、なんだけど、なんなんだ水戸って。
本は長い間人から人へと渡されてきたもので、私の所にもどこぞかの誰かのところから送られてきたものである。本文は特になく、無地のパラフィン紙に、渡された人が何かしら書いて次の人に渡す、という仕組みらしい。文章のことが多いが、イラストも何枚か見受けられる。一番多いのが「宛名・一言・送り主の名前」と言う形式のもので、私の宛ての文章も
「(本名だったので略)さんへ
貴方の仕事を見せて下さい。
田中」
と書いてあった。この「貴方の仕事を見せて下さい。」と言う一文は、何故か一番よく見かける文章で、数えただけで186あった。本は長い時間を旅してきているので、もう書くところが少ない。私宛の一文も、小さな隙間にせせこましく詰めるように書いてある。一通り中身を読み終え、さて私はどこに何を書くか、と万年筆を取ったところで「起きろ」と怒鳴られて目が覚めた。降りるべき駅だった。
電車の中で寝ると、よく夢を見ます。
取り敢えず、田中って誰。あと表紙の侍関係なくねえ?
閑話休題。土曜日、水戸に梅を観に行きました。
朝と日が暮れてからは寒かったのですが、日中は結構暖か。梅だけ観に行くのも勿体無いので、弘道館や徳川博物館にも足を伸ばしました。弘道館の稽古場みたいなところでは、丁度剣道の演舞と公開の稽古? をやっていて、なんだか在りし日の風景。個人的にも懐かしく、面白かったです。一人受けるのは下手なんだけど攻めるのは凄く上手な子がいて、総司さんってきっとあんなタイプ、とあらぬ方向に走る思考。そう言えば慶喜公が謹慎していたのも弘道館だったわけですが、行くまでその事実忘れてました。あと吉田松陰なんかも来ていたのを知ったのは初めてで、書状なんか公開されていたりして「おおっ」と。隣に居た年齢と趣味が恐らくほぼイコールなお嬢さんと「松蔭先生? いたの、ええー!? 初めて知った!」 と一頻り盛り上がっておりました。初対面で何してる自分。こちらのお庭の梅も花盛りで素敵。蝋梅が好きなんで、こっちのは蝋梅あって嬉しかった。あと、何故かお土産物屋さんで笠間焼きを売っていた。それは隣の藩だ、と思ったけど駅前の道路標識見たら水戸から笠間って24キロしかなかった。近い。
その後、昼過ぎくらいに偕楽園に移ったのですが、トラブル発生。何故か迷子を拾う。「ぱぱー、ままー、どこー?」と探し回っていたので、昼飯と言う名の花見団子(梅味噌味、美味) を齧りながら暫く観察していたのですが、食べ終わっても親こねぇし、誰も声かけねぇし。仕方ないので声をかけ、お祭りの本部の方に預けました。どっとはらい。しかし、あの子は多分また迷子になるだろうな、うん。危機感ないのだよ、子供もだけど主に親に。
で、トラブル解決の後は徳川博物館を訪ね(いろいろあったけど、インパクトあったのは特別展示の慶喜公の孫娘さんの雛人形だった、というオチ。丸顔の可愛い雛人形でした) 、園内にある何とか言う屋敷を見学し、段々暗くなる夕暮れの昔の家の中を体感したり、ご飯を一階から二階に運ぶための滑車に噴いたりしつつ、日が暮れるまでふらふら花見。あ、あとなんでしたっけ。光圀公の博物館的な。そこも行きました。どこでだったか、斉昭公の「尊攘」って言う字を見て、インパクトあったなあ、あれ。迫力だよなあ、と思ったりして。徳川つっても、水戸の徳川家なんで、個人的に面白いものって慶喜公絡みくらいですか。そんな感じで。
でも梅はいっぱい咲いていたので、満足。白い方がやや優勢かな。赤い梅が好きなんですが。折りしも土曜は、ライトアップの日っつーことで、日が暮れてからちょっとの間、居てて夜の梅も見学してから帰りました。ライトアップ始まってから、ちらほら何故かコスプレしている人がいて、何故じゃあ、と思ったのですが、どうも隣にあった桜田門外の変のロケスタジオであったイベントの一部として野外撮影が許可されていた様子。……うん、そう言うイベントあるんだったら、どっかに書いといてくれないかな、心臓に悪いから……友達に恥ずかしくて憤死しそうとか送ったメールが恥ずかしくて憤死しそうだよ。ってか、弘道館ではねんどろいどの写真撮ってる人いたし、別に悪かないと言うか人の事いえない部分もあるんだなんだかなあ、なんだけど、なんなんだ水戸って。
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