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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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10キロオーバー……た、多分……
昔の人って凄い……もう一日足痛くて起きられなかったもの。

と言うわけで、宮古湾海戦史蹟を巡る、宮古一人旅に行って参りました。0泊2日くらいです、いえー。
品川発の深夜バスで行きました。この行きのバスでお隣さんだった方がとてもいい方で……いろいろとお話させて頂いたり、帰りには見送りにまで来て頂いてしまって……とても良い経験が出来たかと思います。
朝、ついてまず朝一番の遊覧船に乗りました。船大好き♪
まあ、この遊覧船は海戦のあった場所にはほっとんどかすってすらいねぇ、状態なのですが。それでも、外っ側の方は回天航路に若干被ってるんじゃないかなぁ……と妄想。ちょっと寒かったですけど、海綺麗でした。薄ら緑がかっている感じだったのですが、ちょっと泡立ったりなんかしたりしますと、正しく浅葱色って感じで。おおお、青い、青いよ利三郎さん……! と一人でテンションが高いような……低いような。(おおお、と思った次の瞬間なんか泣きたくなってくる)
ただ、端っこの救命胴衣の箱の上に座っていたら鴎にばしばし叩かれました。……き、きあだん、鴎が可愛くないよ……しかもうち一回はダイレクトに風切羽で二の腕叩かれまして……おーい、君、それは大事なんじゃないのかい……? と思いました。
途中で月山という山がよく見えたのですがガイドをしていたおねーさん(水兵さんの格好だった!)の「山にかかる月がとても美しく見える事から……」という解説にものすごくにんまりしてしまいました。と、言いますのもこの山には中島登さんが潜んでいたという伝承があるそうで「月がとても美しいから「月山」なんて名の山に絵師が潜むなんて……浪漫!」となった次第であります。
船から降りるころになると、日も高くなりすっかり視界も晴れ渡ってなかなかの好天。あれ、天気悪くなるんじゃなかったのかなぁ……などと思いつつ、行軍開始、です。宮古市、浄土ヶ浜周辺には宮古湾海戦絡みの碑が多くあり、また各展望台(というか台場跡)からも戦闘のあった場所を眺めることができます。基本的には、土方さんの資料館で求めた小冊子を参考にしました。
特に勉強になったのは臼木山山頂付近にある碑でして……何故か甲賀さんでも榎本さんでもなく、土方さんの写真があるアレです……この文章とか地図とかまるっと写して持って帰りたい! って感じでした。結局、地図の方は四分割くらいの写真におさめ、文章の方は手書きだと時間が掛かりそうだったので携帯に朗読して録音しました。文明の利器万歳。ちなみに、この山、山頂に至る道は何本か在るらしいのですが、少々遠回りを承知で水産科学館の横辺りから入ることをお勧めします。そこの道は比較的傾斜も緩く、スカートに革靴という「お前海辺舐めてんのか」みたいな格好でも余裕でした。御台場展望台、龍神崎展望台、舘ヶ崎展望台までの道程は正直キツかったです。辿り着いたとしても龍神崎とかかなり草叢でしたし。まあ、ちゃんと海さえ見えればそんなものは取るに足らない瑣末なことで御座います。鼬が出るような道であろうが、お構いなしにざくざく歩きました。
浄土ヶ浜周辺を一通り歩き終わってから、マリンハウスってとこで昼食を取りました。磯そばなるものを食べたのですが(最近、蕎麦好きが嵩じてか行く先々で蕎麦食ってるような気が……)なんというか、とても海味でした。ふのり、だとおもうのですが。小豆色の形だけはひじきみたいな海草がとても海味。よく料理番組なんかで「磯の香りが」とか言いますが、そんな生半なもんじゃありません。どのくらい海味かと言うと、乾燥ネギですらネギくさいと避けたがるこの僕が、普通の生の白ネギが入っているのを気にしなかったくらいの海味です。
昼過ぎくらいに再び出発。
足がないので、頼るのは自分の足だけです。バスなんかもあるにはあるんですが、時間を気にしなきゃいけない乗り物は一日に一本(つまり帰りの夜行)だけで十分で御座います。海を左手に、正しく漁港、という雰囲気の場所をずんずん歩いています。途中、ところどころで立ち止まっては海を眺める。そしてまた歩く。この辺りは結構埋め立てられているらしく、戦闘があった場所は今の海岸線で考えると驚くほど海岸に近いのです。この距離で見えたら怖かろうなぁ……と思います。流石に迷うかな、とも思ったのですが「海をずっと左手に観ながら歩く」というのが結構いい目印になりまして、特に問題はなかったです。
そして、大杉神社、というところにも碑があり、またここからは戦闘があった場所を一望できる、というのでせっかくなので行きました。鳶の巣でした。でも、源氏山公園もこんな感じだよな……やつらは比較的話が通じる種族なので、怖れるに足らず、です。いや、賑やかで楽しかった。ちなみにこの碑の文字は東郷平八郎が書いたものだとか……漢文で、さっぱり意味がわからんのですが。もっと勉強せねば。下りの階段は怖かったのですが(急なもので)、確かに海が一望できました。
それからまたざくざくと歩き、市役所の辺りで曲がって、藤原観音堂、というところを目指します。勇ましくいきたいところですが、ここで夕立に遭う。うーんこういう崩れ方を期待していたわけではないのだけれども……と思いながら、休憩をかねて橋の下で雨宿り。傘も持っていたんですがめんどくさい。(えぇ)
藤原観音堂には小さなお墓があります。宮古湾海戦の後、流れ着いた首なしの遺体を弔った場所です。この遺体は利三郎さんの遺体とも言われています。案内文の利三郎さんの名前の後ろに「土方歳三の介添役」としっかり書かれているのが、なにやら可愛らしいような、利三郎さんらしいような……。ここまで来てふと思ったのですが、利三郎さんって死に際の説はかなりたくさんある方なのに、生存説というのはとんと耳にしませんよね。平助ですら生存説があるというのに。それがずるいとかどうとかいう話ではありませんが、なんとなく不思議だなぁ、と思います。そして、案内文に書いてあったこのお墓を建てて下さった方の「仏に官軍も幕軍もない」という言葉に絆される形で、官軍方の死者のお墓も訪ねてみよう、と思ったのですが……場所が判らずすっかり迷子。しかも、間違えた道というのがかなり急な下り坂で(つまり逆走しようと思えばかなり急な上り坂を登るしかない)結局諦めてしまいました。ごめんなさい、と振り返り振り返り、手を合わせることしかできません。この辺りは事前準備の拙さ、と言った所でしょうか……まあ、宮古行きを決めたのが十日前くらいだったので仕方ないか、とは思いますが。今度はもっとしっかり支度をして行きたいと思います。そりゃまあ、確かにこの戦闘で幕軍の人間も死にました。でも、それは官軍にしたって同じ、なのですよね。利三郎さんや相馬さんが斬り殺した人もいたはずなのです。なんだか、しんみりしてしまいます……改めて、彼らがしていたのは戦争なのだよなぁ……と。義とか誠とか、どんなに色をつけたとしても戦争は戦争なのです。そんな風に、思った次第であります。
さてさて。
予定より少々早かったのですが、駅前に戻り、バスを待ちます。結構な時間待ったので、持ってきていた『歳三往きてまた』を読んでいました。当地で読む宮古湾海戦のシーンの染み入ることと言ったらありません。でも、それより今まで気付いていなかった「島田さんにふっとばされる相馬さん」の図が可愛いやら可笑しいやら。もうほんっと頭からつま先まで不謹慎でごめんなさい……でも、島田さんにふっとばされたら痛いだろうなぁ……なんというか、肉体的にというより精神的にキそうです。
そうそう、藤原観音堂というところに行くのに橋を渡ったのですね。とても大きな橋です。その橋を渡っている頃、丁度海の方に濃い霧の帯のようなものがかかっているのが見えて「ああ、こりゃ確かに船も迷子になるわ」とか思っていたのですが、それは「やませ」なのだそうです。目に、見えるものなのですねぇ……

そんなこんなで宮古一人旅、とてもいい経験になりました。夜行バスは思ったより快適で、まあ元々移動時間は眠る主義というのもあるのでしょうがぐっすりでしたし、よき出会いにも恵まれ、天候も思っていたほど悪くなく……というか良すぎて日焼けしました。知ってたら帽子とか、もう1つ強い日焼け止めとか持っていったのに……
これからも、色々な場所を旅して行きたいと思います。

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先生、明日は無理であります……。

『風が強く吹いている』の漫画が明日でる事実を知った。
これはちょっと発売日には買えそうにもない。
明日からちょっと旅に……取材と趣味と実益を兼ねた旅に出るので。
仕事が終わってから、夜行バスに乗って、日曜の朝に帰ってくる予定。一泊しても問題なかったんだけど、取材した結果を纏めたいからね。強行軍もいいとこですが。しかも現地ではオール歩き。
行き先は宮古湾海戦の舞台です。
不謹慎なのは百も承知……じかんがないんです……(半泣き)
しかし、生まれて初めての泊り掛け……って言っていいのか微妙だけど……の一人旅が宮古になるとは思いもしなかった。
……これも、愛かねぇ……
ちなみに来月には会津、九月には函館に行く予定。
じゃあ八月には笠間に行こうかな。
新島にも行きたい。
上野にも行きたい……けど、上野とかはホント勝手に行けばいいって感じの近さだなぁ……半端に近くて、かえってあんまり行かないかもしれない。

……あ、『ヘタリア』のドラマCDキャスト出てましたねぇ……
イタリアさんは、なんか納得。
日本さんはちょっと意外。
ドイツさんは、予想外だったけど、ものすごーく、楽しみ。
まだ三国しか出てないのが残念。
やっぱり気になるのはオーストリアさんです。
らぶ。

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駅にでっかいLのポスターがぺたぺた大量に貼ってあるのを見た。
通りに出たら、もっとでっかいLに見下ろされた。
「これを観て今日もいい一日にしてください」
……だってさ。
なんか、微妙な……否、素敵な……やっぱし微妙な……笑顔で言われました。
うーん、いい一日になるかは判らないけれど、ありがとう、和んだよ。
でっかいポスター観たの、夕方だけどね!
うん、まずまずな一日だったと思うよ。

『黒龍の柩』読み終えました。
なるほど、柩、ね……ひつぎ。
この話の土方さんは、アレだろうか。この後、忍を連れた馬賊にでもなるんでしょうか。
最初、文章が淡々としていて面白ないなぁ……と思っていたのですが、割と楽しかったです。後半戦、山南さんもいないし、沖田さんもふっつりでなくなっちゃったけれど、その分鍬次郎さんが……! この話の鍬次郎さん、好きです。にやりって笑う鍬次郎さんにこの男はこの男で使い道があるだろう、って土方さんが思うところとかぞくっときた。怖いんじゃなくて、なんかそれは凄惨だけれど綺麗な光景だろうなぁ、と思うともうどうしようもなくぞくりとした。
あと、一さんにやっぱりちょこちょこって擬音を付けたい気分でいっぱい。
大抵の新撰組モノでは、一さんは年齢より年いって見えて、落ち着いているというよりかは何を考えているのかよく判らない、って感じのキャラ設定が多いと思うんだけれども。結構青くさい一さん。何と言うか、年相応に若々しい一さん。会津公大好きな一さん。
そんな一さんも大好きです。
女性関係、というか性描写が殆どないのも個人的には高得点。恋愛はあってもいいけどね、花が落ちるくらいの表現はあってもいいけどね。(鶏の血はぎりぎりセーフって感じだった)性描写はいらない。読んでても暇だもの。そんなシーン入れるくらいなら、も少し事件詰め込みやがれ、と常日頃から思っているので、程よくてよかった。
不思議なことに。
結末は判っている筈なのに、そう上手くいくはずのないこも知っているというのに。
なんというか、なんとかなるんじゃないか、と思ってしまうような。
そんな話でした。
相馬さんと利三郎さんはちょこっとだけ出てきました。
利三郎さんは名前だけ、相馬さんは一言だけセリフ有り。
ただ、なんとなくこれで島流しされた後の相馬さんは、土方さんの足跡を追い駆けて、真実に辿り着いちゃって殺される前に死んでやる、な勢いがあったりして……なんて変な方向に妄想しました。
これも、夢です。
(夢といえばなんでも許されるわけではありません)

そう言えば、先日源さんの事件簿を読み返したのですが。
ラストにずらずらっと相馬さんのことが書いてあって、この作者さん相馬さんのこと好きなのかなぁ……と思いました。往きてまたとか近藤勇とかの相馬さん(というか、相馬さんと利三郎さん)は結構いい描かれ方をしているしね。
源さんの事件簿も続いて欲しいなぁ、とは思っているけれども。
相馬さん主人公でがっつり書かれた秋山さんの小説を読んでみたいなぁ、と思う今日この頃。
具体的に、どううっかり恋しちゃったか辺りなんか……ねえ?

手拭い買いました。4本ほど。
濃いい赤地に黒で蝶々と牡丹の描かれた、ちょっと派手なのを一本買ったのですが、なかなか素敵です。お店で見たとき「春日さん……!」と思って購入を決定したのは言うまでもなく。
あとはひょっとこ柄ので、源さんとおそろ! とか。(事件簿のね)
それから、鬼灯模様のとキツネの嫁入り模様のを買いました。現行で使っているのは蝶々の柄なんか多いんですが、なんというか、こう……取り敢えず全部水通しして、まとめて干してみたんですが、妖しげな空間が広がっています。軍中法度に引っ掛かりそうです。

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会社にて。
業務上、地名を読むことが多いのです。
読む、というか確認する、と申しますか。
それで、先日「富山」って出てきたのですね。富山県の富山。
当然、読みは「とやま」なんですが。
何を思ったか一日中ずっと「とみやま」と読んでて、夕方頃漸く突っ込まれて読み間違いに気付いた次第。
「とみやま」て。そりゃ人名じゃい、と自分で自分に突っ込みを加えたみた感じ。

『黒龍の柩』てのを読んでます。
上巻の半分くらいまで。
男くさい感じがするものの、やや淡々としすぎている印象。
ただ、山南さんとか沖田さんとかの心理描写にはなんかこう、くらくらする。
色、というか……なんか、うん。酔いそうな感じ。
山南さんの最期は。判った上で、殺すのですよね。それによって、ある意味互いに救われる。
単純に「実は分かり合っていた」とか「互いを大事にしていた」というのよりも、ぐっと切なく遣り切れない感じがして。沖田さんを宥める副長が……読んでいてこっちも泣きたくなります。
仕事をしている、という描写はあるものの、今のところあまり出番のない一さん。
土方さんが割とどっしり落ち着いた感じの人物に描かれていて、尚且つ沖田さんが弟(のような存在)だとはっきり言われているので、なんとなく更に年下の弟って感じがする。なんか、こう報告するときとかちょこちょこと側によって来て、ぼそぼそと話して、またいなくなりそうだ。そんな描写は欠片も無いんですが。なんだかそんなイメージ。

新・歴史群像シリーズの『幕末諸隊録』てぇ本も買いました。
表紙の人選に釣られました。
釣られ易い人間が、お給料とか頂くようになると碌な事になりません。
でも、今の僕に伊庭さんと大鳥さんの名前を並べて出されるのは、馬の鼻先に角砂糖ぶら下げるようなもんです。人参より効果ありそうです。しかもぱっと開いてみたところに星隊長の名前とかあったもんですから、これはもう即刻レジコースです。
ただ、折角なので軍装のところには額兵隊の軍服も入れて欲しかったなぁ……
で、これ読んでて思ったんですが。
利三郎さんって、星隊長と仲良かったんですかね。
なんか、利三郎さんの陣営に潜伏した、とか書いてあるし。
星隊長も、利三郎さんと春日さんの喧嘩を結構詳細に書きとめていたし。
……まあ、この二人の辿っている道筋を思うと、なんとなく意気投合はしそうだな……という感じはありますけれども。
やはり宮古湾のイメージの所為か、熱血漢でやんちゃで頑固で勢いがあり、ちょっとお頭の軽い感じに描かれる利三郎さんでありますが。
最近、なんとなくもっと無骨でぶきっちょで一途な子でもいいんじゃないかなぁ、と思い始めました。熱血、には違いないんでしょうか。不器用というか、言葉足らずな感じの。
まあ、所詮はただの妄想ですが。
変わりに意外と雄弁な相馬さんとか、如何でしょう。
現在描かれているパターンと丁度逆になる感じです。

箱館に行こうと思うので。
JTBに行ってきました。
……おねーさん、だからさ。おいらぁ、午前中には戻ってきたいから帰りは寝台特急じゃなきゃ困るっていってんの。ねえ、人の話聞いてる? みたいな展開になってしまって。
ってゆーか、なんでそんなに飛行機薦めたがるの、この辺りから羽田まで下手打つと半日潰す覚悟なんだから、めんどくさいだけでしょうか、と逆切れ寸前。
寝台特急の切符を買うのがめんどくさかったので、今回始めて旅行代理店なるものを利用してみた次第ですが。
……なんか、自分でやった方がめんどくさくないかなぁ……って思った次第。
人の手が入ると、やっぱり面倒くさくって仕方ないってば。
まあ、予算の半額くらいになったのは嬉しい誤算でしたが。
まだ行けるかどうか微妙な路線ですがね。(切符がね、取れるかどうかわかんないから、寝台特急の)
やはし、連休を利用してってのがそもそもの間違いなんですかね……めんどくさいなぁ。

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旧暦だと、箱館総攻撃は丁度今くらいになるのでしょうか。
17歳プラスアルファな計算してくれるサイトがあるんだから、そういう計算してくれるサイトがあってもいいんじゃないかなぁ……とか。それとも、既にあるのかしらん。
蝦夷は……蝦夷はまだ寒かったでしょうね。
今日は我が家近辺もちょっと寒かったですが。
昨日、除湿は入れました。
毎年除湿をいれるようになると思うのですが、乾燥した畳って素晴らしい。

さてさて中村彰彦の『幕末を読み直す』という本を読みました。
ついにエッセイ集まで手を伸ばしました。今、僕はちょっとこの人の描く歴史のファンです。
……でも、東郷平八郎の話とかされてもよくわかんない……ひー、勉強しなきゃ。
歴史は好きですが。
どの時代の話、どの国の話をされても割と楽しめますが。
判るか否か、というのはまた別の話。
知らない時代、知らない人の方がぐっと多い。
エッセイは、幕末ネタも多かったですが、いろんな時代の話もあって楽しかったです。(武田信玄の部下をどうのこうのって話の時には、ああそう言えば八王子千人同心の説明でそんな話があったなぁ、とか)
青葉の笛の話とかは結構興味深く。確かに小枝の笛じゃなんか浪漫が無い。うつくしくない。そんな笛敦盛が持ってそうにない。
パックストクガワーナ? という表現には思わず噴出しました。
左旋回する時に右舷が下がる理屈がよく判りませんが、力学など考えるだけ無駄だ、僕には。でもよく判らないので、メモ用紙折って船作って持って椅子に座ったままくるくる回って実験してみた。虚しくなったからすぐやめたけど。

大体ゴールデンウィーク頃に始まる新撰組マイブーム。
入梅と共に明けるのが慣例ですが、今年はまだまだ続きそうです。
宮古湾も観に行きたいし、いたのかどうかは微妙な路線だけど笠間にも行ってみたい。夢見るあまり、お茶碗まで笠間焼きにしたい気分です。少なくとも会津には行くのだし、箱館にも行きたいし、小樽に行ったというのにあんまりそっちの方に興味を示していなかった二年前の自分を罵倒して切り倒したい気分です。……精々新さんの隠居先とか、そういう認識しかなかったからなぁ……あの辺りにも結構いろいろあるのですね……

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今日はやたら猫に会った。
三日月の夜なら集会があるから、別にたくさんいても不思議は無いのだけれども。
なんかね、どうなんでしょう。月はどう考えても半月近く、です。
三日月の夜に猫の集会があるっていうのは幹事猫さんが言っていたので間違いはないはず。
ところで、お祈りをするときに肩越しに見るのは満月なのか、新月なのか。そして右なのか左なのか。

『薬屋探偵怪奇譚 天上の羊砂糖菓子の迷児』読みました。
面白かった~
前回が前回だっただけに座木さん出るかなぁ~……と思いながら読んだら原型でおしおき続行中だったり30年ぶりの再会でアルコールワード全開だったり、割といろいろ全開でした。全力でした。スイッチ押せない座木さん、結局30年(!!)音信不通で馬鹿とか言われてる座木さん。蝶々にじゃれたくなる座木さん。……最高です。
でも、座木さん本当に大丈夫かしらん。
なんか……なんか、変。変な感じがする……秋、隠居の薬屋さんは何回いなくなっても帰ってきそうだけど、この小さな隣人は次にいなくなったら帰ってきそうにない気がする……
ってゆーかコトハ!? 旦那ぁ!!!??? 電車の中じゃなかったら叫ぶ所でした。
懐かしい面々もちらほら。あああ、年取ったコトハも想像つかないけど、年取ったボスも思い浮かばない……
カイの中国語のわからない度が増している気がします。
聞ける人も今いないし……どうするかな。中国語……辞書でも買ってみようかな。

仕事が……気が付いたら二月経ってて……またちょっと増えそうです。
よくも嫌にならずに続いたなぁ、と思っているのですが。
思った途端に嫌になってきた。
旅に出たい。なんで切符って一月前からしか変えないの……いいじゃない、三ヶ月くらい前から買えたって……

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数年前から読んでは遮られ、読んでは遮られで、なかなか最後まで辿り着かなかった『鬼神新選』をやっと読みました。3巻まで。……続きでないのかな、や、やっぱ打ち切りなのかな……でも、EDGEのときは三年くらい待ったよね、最大で……え、江神さんのシリーズなんて十五年ぶりの新刊とか……(一緒にすんない)
にやっと笑うのが「にゃっ」と笑う顔になっちゃうくらい童顔のくせに、言動がどう考えても人生に倦み疲れて、結構やけっぱちになっちゃってる感じのする新さんが主人公。設定的に言えば『火星の土方歳三』とどっこいどっこい。(ぇ)
いろんなところで沖田さんの性格が悪すぎる、とか言われてますが。
僕はこの沖田さんは十分ありだと思います。
え、可愛くないですか。生まれたところとか。
うん、可愛い、可愛い。

些か忍同士の戦いっていうのが退屈ではありますが。
(だってそんなに詳しく無いし、暗器じゃ燃えないもん)
オリキャラもまあまずまず外れはなく。
安部のお兄さま大好きです。メイちゃんを送り出すときの、想像だけで胃が痛んじゃうような過保護っぷりが最高。
あんまし難しい事考えずに楽しむのに最適。
記憶が無いゆえ、一々なんでも確認したがる一さんとか、それに半ばキレながらもちゃんと教えてくれる新さんとか最高です。思えば、この二人のコンビ、というのも珍しいのではないでしょうか。新さんと言えば、サノか平助。一さんと言えば沖田さんか土方さんですからね~コンビ組ませるとしたら。
ってゆーか、土方さん一さんに何したの!
いや、勝手に土方さんだと思ってるけど、違ったら如何しよう。
ってゆーか、コトと次第によっちゃなんぼ土方さんでも許さないからね! と久し振りに一さん好きの血が騒ぐ。うーん、でも如来堂の頃だったら土方さんは負傷していたはずだし……まさか枕がそんなに飛ぶわけでもないし。てか、枕とかだったら嫌過ぎる。でも、土方さんは絶対何かしてる。
と、思う。

でも、続き出ないのかなぁ……でないっぽいよねぇ……あーあ。

薬屋さんの新刊を引き取ってきた。
発売日から随分遅れたけど、夕方入荷だったなんて聞いてないっす……まあ、兎に角無事入手できたので満足。さっそく明日から読み始めよう。
今度こそ座木さんが出てきますよーに。

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『歳三の首』を読みました。
なんとゆーか、こう……消化不良だぁ……
うっかりリアルに消化不良起こしてかなり苦しい状況に追い込まれるくらい消化不良だ……き、気持ち悪い……お腹が、重たい……
そう言えば、土方さんの遺体ってどこに埋葬されたか判らないですし。
あんまり真面目に「新政府の人たちが探したかもしれない!」とか思ってないかったので、新鮮といえば新鮮だったんですが……なんかもう消化不良としか言いようがない。胃がしくしくする……新さん、どうしよう。
(助け求められても困るだろうよ)
文章もなんか淡々としていて味気ないなぁ……と思っていたのですが。
脚本の方をメインにやってらっしゃる方なんですね。
なんとなく、それなら納得出来る気がする。
そうさね、お仙さんと土方さんの関係をもう少し掘り下げたら。
昼間に二時間ドラマとかでやってそうです。
あの手の書き方、文章の癖って言うのは、夢枕獏さんの文章も確かにあんな感じと言えばあんな感じなんですが。夢枕さんの方には、なんというか、こう艶がある。淡々としている癖に。
何がどうなって、そんな印象の違いになるのか。
その辺りに興味津々。
あ、新さんに会った途端に感極まって泣いちゃうような、純情少年鉄っちゃんはとても可愛かったです。あんな弟欲しいなぁ……でも、サンテックスと同しで、土方さんはどこに眠っているか判らない方が浪漫だよ……サノもそう。彼は薄らぼんやりきっとモンゴルにいるんじゃないの……? とか思っているくらいのが浪漫があっていい、と思う。

あと『幕末遊撃隊』も読んだ。池波さんのヤツね。
これは文句なしに面白い、と思う。この話から伊庭さんにはまる人も多いって聞くけど、確かになぁ……って感じ。小稲さんとの関係も、可愛らしいくせにやたらこざっぱりとしていて素敵。
江戸弁全開な釜さんはなんだか新鮮な感じがしたし(総裁とか榎本さんってよりは釜さんって感じだった)なんというか鎌吉さん最強だなぁ……とか思ったりして。
いや、板さんなのにあんな色々こなしてしまうなんて、鎌吉さんすげぇ最強キャラですよ、あれは。
ただ、唯一難点は。
伊庭さんの江戸弁がうつる、ってところでしょうか。……?江戸弁? まあいいか。
僕は割と言語、言葉遣い、方言なんかはうつり易い性質で、旅行なんかで三日も滞在すれば、日本語の方言ならば大体うつってしまうような人間なんですが、文字情報だけでもうつるもんなんですね。昨日今日だけで既に三回「おいら」って言ってます。語尾の「~さね」なんかもう数えられない。
もっと色んな伊庭さんも読んでみたいなぁ……と思うのですが。
同人のサイトさんなんかは結構よく見かけるのですが、なかなか小説ってのには思い当たりません。マイナーといえばマイナーなので仕方ないのでしょうが……そう言えば中村さんが遊撃隊の本を何か書かれていたと記憶しているのですが……探してみようっと。

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一段だけ。
しかも、ホントはそんなピンポイントじゃなくて、部屋全体の掃除をしなきゃいけないのに……まあ、いいか。



んで、その整理した一段。
部屋中から幕末……江戸、というか新選組というか、まあその手の……絡みの本を殆ど全部集めて並べてみた。80冊超過。小説に漫画からライトノベル、同人誌、資料に史料ともりだくさん。恐ろしいのは、大半が新選組メインの本であることと、これだけ買い揃えた自分と、これだけ出版されている、という事実だ。しかも図書館なんかで借りて読んだのや手を出していない漫画なんかもあるのだから……ねえ。
しかし、既に一段いっぱいいっぱいなのにまだ増やす予定がある。源さんの事件簿は是非とも買っておきたい一冊。いや、二冊か。
……写真には写ってませんが、数少ない倒幕派、新政府側の物語であるところの『長州ファイブ』と『五稜郭を落とした男』は些か肩身が狭そうです。ごめんなさい、もっとそちら側も勉強したいのですが何分まだまだ未熟者ゆえ、新選組だけでも手一杯。……あ、いや『五稜郭を落とした男』の方は写っている、と言えば写っているのですが。僕の本棚は前後に二冊並べたり、上に積み上げたりするのくらいデフォルトって勢いで詰め込まれているのです。何せ幕末の歴史モノなんて好きなジャンルその四くらいですから、他のジャンル、特にファンタジーなんて年季が長い分倍近くの量がありますし、歴史モノと言っても義経絡みや最近ちらほら増えている戦国モノなんか合わせると大体同じくらい在りますし、SFや分類不可、みたいなジャンルだって山ほど、です。
ああ、でもやはり定期的に自分の中でリバイバルブームを迎える幕末は破竹の勢いで蔵書数を増やしています。特に保管しにくい史料の増加、というのはどうにも、こうにも……でも色んな人が書き残した日記や手記を読むのは面白いです。これこれこういう人だった、って書き残されたものを読むよりもずっとその人のことを身近でリアルな人物だと想像する事が出来ますし、何より何か遺していてくれるとああ、本当に居たんだ、存在したんだ、という気分になります。なんとなく、文章の書き方とか書き残した内容から性格を推し量る事も出来ますしね。とても楽しいです。

しかしそんなんで、本の上げ下げを半日続けていたら既に筋肉痛の気配が……運ぶときは文庫本なら20冊、単行本・ハードカバーなら厚さにもよりますが10冊がデフォルトです。半日そんな荷物抱えてあっち行きこっちに積み、そこに並べて、なんて繰り返してたらそりゃ腕も重くなります。

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観てきました!
六日のソワレです。
思っていたよりぐっとシュールで耽美で凄く楽しかった。
僕、こういうお話の世界、大好きです。
久し振りにお芝居を観に行ったのですが、それが凄く気に入るタイプのお芝居でとてもとても嬉しかったです。感謝xxx

タイトルに「理由」とあるように、テイストはややミステリー。
「ミカマツモンザエモン」(漢字不明)というお歌のグループの女の子、ミカの失踪とそれに関る諸々の人々の物語、と言った所でしょうか。ちょっとだけ萩尾望都の『残酷な神が支配する』を彷彿とさせる内容でした。人間、人格、パーソナリティの問題と、家族の問題と、ややミステリーな展開と、少年愛(だよなぁ、どう考えても)という内容がそう感じさせたのでしょうか。写楽の話と、衣装、舞台の飾りであるなんかこう夏の着物になりそうな垂れ幕の影響で、随分和風な感じでしたが。それでも思い出したのは『残酷な神が支配する』あと温室の話もちょこっと。ちなみに『残酷な神が支配する』は面白いですが、オススメはしません。あの人の漫画は大抵読み耽ってしまうのですが、あの話だけは読み耽ってはいけません。真っ白な崖の淵から帰ってこられなくなります。僕は始めて読んだとき、三日くらい帰ってこられませんでした。

あ、ネタバレ全開で参ります。
えーと、何の話からしようかな……うーん、と。

何の、というか今回はこれに尽きる、って感じなのですが……私の中では。
ふっきー、いえ藤原さん。
……この人、あんなちょっとうっかり死にたくなるくらい綺麗な人だったかなぁ……と。確実に幾つか年上のお兄さんのはずなのに、体つきもちゃんと成人男性してたのに(着物の諸肌脱ぎ、というか半裸? だったのです。最後のシーンは)なんなんだろう、あの足穂な世界の雰囲気は。物凄く、少年性(可能性とかの性ではなく、性別の性とお考え下さい)が滲み出ていて、役者ってこえぇなぁ……と思いました。暫く見ないうちに成長したなぁ……(何を偉そうに……)。文章とか、絵とか、多分生身じゃない映像作品でも、きっとああいうのって下手すると生臭くなってしまうものなのだけれども。いや、生身でもそうか。そういうのがなくて、これは潔癖で未分化な少年の姿だなぁ、と。
最後のミカとケンヤ(というかミカとミカ、というべきか)の踊りなどは、絵画にして残しておきたい感じでしたが。と言うか、彼のあの姿は絵を描く人ならきっと描き残したくなるだろう、と。僕は書き残したくなりましたが。
そういう、雰囲気で。
なんかもー、どうしてくれようか、コイツ、と思いながら観てました。
帰りの電車のなかでもちょっとぽーっとしてしまって。
まあ、劇の後はままあることなんですが、それこそ「帰ってこられない」状態。
一晩たって、妹とカラオケに半日篭って、やっと復活した気分です。
劇中のセリフで「おいで」といわれるのですが、なんかもーそれで呼び寄せられて行ってしまって、帰還は不可、みたいな。

ミカを巡る、ミカだった人たちを巡る、沢山の人々の交錯のお話だったので、判り辛いといえば判り辛かったのですが。
なんかでももうあのシュールで耽美で、頭のなかに牡丹とか曼珠沙華とか咲き誇りそうな。桜とか目てはないです。もっと綺麗で派手な花が咲き誇りそうな(でもきっと、その花はミンナつくりものだよ)そんな空気が、とても好きで。
楽しかった。
見られて良かった、です。
……シュールって言うのは、笑いの部分、かなぁ……僕の思うシュールっていうのは結構幅が広いので、本来の意味とは多分外れているのですが。喫茶店で見知らぬ人たちに勝手にアテレコしてて、それで実はどんぴしゃ同しセリフを言っちゃってた、とか。「男? 獲物!」の辺りのシーンとか……そういう、シュールさ。……こういうのってシュールなのかな……僕の中では、シュールなのですが。

とかく。
久し振りに、何か観に行こうと思った矢先にラジオで告知してて、丁度いいや行ってみるか、とふらふら行ったら思った以上に楽しめて。
こんな幸せなことって在るでしょうか。
僕は物凄く、幸せ者です。

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