なんか、気持ち悪くなってきた。
明日から一泊二日で箱根です。
箱根ですったら箱根です。
お泊りするホテルの住所を見ていたら、どうやら遊撃隊が陣を敷いていたところと程近いところのようなので、今から夜眠れるか心配です。心配する方向性が間違っているような気がしなくもありません。ホントに、一緒に行く方には迷惑かけないようにしないと。既に函館行ったときと同じくらいハイテンションなわけですが、あんなの知ってる人が見たら、と思うと、なんか、もー、ほんとに。
そんなこんなで、やや遅れながらも『遊撃隊始末』再読中。いや、今回の目的地の箱根はもう過ぎちゃって、今伊庭さんが函館についた辺りなんですが。なんか、始めたらちゃんと読まないといけないような気がして。「始末」だから。
しかし、彰彦先生ホント林のお殿様のこと好きだな。
それに、熱血藩医さんと化している和多田さんとか。意外と若かったし。彼の最期で、背中の「義」の一字を撃ち抜かれる、というのは、なかなか象徴的なシーンだと思います。
二回目なのでめんどくさいところは適宜読み飛ばしていますが、その分変に細かいところにも視線がいって楽しいです。遊郭に行くってので顔を赤らめる本山さんとかも、なんか新鮮な気がする。他の小説ではどっちかって言うと、そういう方面には晩熟な伊庭さんをからかってはけらけら笑ってる印象があったので。(実際にそんなシーンがあったかどうかは記憶にないわけだが)
そして相変わらず伊庭さんの陣羽織の描写出てくると、ホント飛びつきたくなるくらいカッコいいなあ、と思います。小さくて細っこいイメージあるけど、伊庭さんなら突然背後から飛びつかれても絶対揺らがない。いや、でも飛びつく前に気づかれそうな気も……いやいやいや。なんでもいいけど、伊庭さんって割りとどんな立場で描かれていても老若男女に好かれすぎだろ、と思うわけです。妬心以外で嫌われている伊庭さん見たことないし、妬むってことはそれ以前には興味以上の好意があったはずなわけだし。
なんか楽しみにする方向性からして間違っているような気がしなくもないですが、今回は史跡巡りではなく「お人形撮影」が目的です。撮った写真の半分が同じ場所だった、とかそういうオチがつかないようにしないと。

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