そう言えば、昨日銀英伝の本編を読み終えたのだけれど、新しい本をいれそくなったなあ、と思い出して、電車の時間ぎりぎりだったけど、『プリーズ・ジーヴス』の新刊購入。続いてた、良かった! まあ、本が鞄の中にあったとしても買ったとは思うけどね。
このシリーズ読むと、バーティみたいな生活がしたくてたまらなくなる。金持ちやイギリスが羨ましいんじゃないよ。時代が羨ましいんじゃないよ。いや、金持ちはそこそこ羨ましいかも。隠遁でもなく、働くでもなく、適度に世間に出て、遊んで……羨ましいねえ。でも、いずれバーティみたいな人でも働かなきゃなんなくなったのかな。あんな子弟ばっかりじゃあ、国はもうとっくになっただろうしな。きっとそうなんだろう。統治はまだ労働じゃなかったはずの頃だしね。
小学校の時、文集かなんかの「将来の夢」の欄に高等遊民って書いて、先生に懇々とお説教(アレは叱られたんじゃなくてお説教だったと思う) されたっけなあ。そう言う生活をするにはお金が必要でどうこう、と。その時先生が引き合いに出してきたのが西行法師で、それが僕と彼との出会いだった。今でも西行の歌が好きなのは、その時の憧れあってのことなのかもしれん。
……今から思い返すと、そんな小学校の先生も嫌ですね。あはは。
ジーヴスは好きだな。有能だし、可愛いし。今回の最後の話の最初の方の、呆れ顔で片目開けているのとか良かった。可愛い。少し年を取った? でも、凄いなあ、優秀だなあ、手元に置きたいなあ、までは思っても格好いいとは思わない不思議。いや、ジーヴスとかバーティは可愛くてなんぼだと思うよ。友人のために奮闘するバーティはちょっと時々格好いいけどね。ジーヴスは、手元に置いておきたくなる可愛げが売りだと思うんだ。
そんで、銀英伝。取り敢えず、本編は一通り読破しました。
ん、涙腺的にはフェリックスの「ファーター」が一番やばかった。長い長い戦いと伝説の、ラストシーンが普通の家族の肖像であるのは、いいことかもしれない。すべて過ぎ去った寂しさと、これから続く確かな生活と。いい終わりだったねえ。
そう思えることは、幸せだと思います。
……で、ウォルフのヴァルハラ空想は、あれ案外当たりでいいんじゃないかな。ビッテンフェルトもウォルフもいないのに、オーベルシュタインだけはいるんだから、むしろロイエンタールが苦労しそう。
なんつーか、頑張れキルヒアイス。(そっち?)
そう思うと、僕は楽しいです。ラインハルトも、それくらい出来た方が楽しいかもしれません。年取ってから、ウォルフはもう一回遅いじゃないか、って言われればいいと思うよ。
あと、読んでいる間時々音楽を聴いていたのですが、サンホラとかの本読みながら聞くには聊かクセの強い曲があまり邪魔にならなかった、と言う……サンホラは所々展開とか、言葉とか被ってるしな。「薔薇の騎士団」をどう読むかで、なんか篩い分けられそうだ。……あれ、ドイツ語と英語ってこう言うのの語順違うの?
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