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概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
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溜め込んでた本を読もう企画。
『幕末遊撃隊伊庭八郎』(長谷川つとむ)を読んだ。
あんましオリジナリティがない題名だから、作者名もつけといた。
面白かったです。
ノリは軽め、キャラは熱血、状況説明は割に丁寧で読みやすい。多分、講談を文章化するとこんな感じなのだろう、という印象。やっぱり伊庭さんを講談にしたらガンダムより面白いと思うんだけれどどうだろう。
伊庭さんがアイドル状態で、男にも女にも愛されまくってます。小稲さんとはかなりらぶらぶ。(なんというか、この表現がどうしようもなくしっくりような愛し合いっぷりなのだ。あとバカっぷるとか言うのも似合うと思う)
でも、確かに小太郎さんや中根さんとふざけあって冗談言ったり、駄洒落を言って上司に怒られたり(某巨大掲示板風に言えば「ネタにマジレス」された感じ)関西弁喋ってみたり、英語喋ってみたりな伊庭さんはとても可愛い。しかも強くてカッコいい。
読んでて楽しいです。
皆割とあっけらかんとした風情なので、悲壮感もあんまりない。
「新政府軍の全てが良いなんてこととはなくって、彼らにに抗った者もいたのだと、50年100年先の人間が見出してくれれば、それでいい」
というような趣旨のことを伊庭さんが言うのですが、それが語りかけられているようで心地いい。
見つけた、僕、貴方を見つけたよ、伊庭さん!!
と、意味もなく叫びたくなる。
あとはつ、榎本さんがちょっとヤナヤツで、礼子さんが、なんか凄かった。でも、兄がアレで、その兄の友人の奥さんになった(の、ですよね、確か)のだから、アレくらいでないとやっていけないのかもしれない。何と言うか、いい意味で、女の子が強いお話だったと思う。

ところで、伊庭さん絡みの小説を読んでるときは、よく雨が降るような気がするのは気のせいか。
いや、別に彼が雨男とかそういうことがいいたいのではなく。
(思ってはいるけど)
……じゃあ、風の精ってコトで。

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