エアレンディルは海行く人よ。

海賊さんの映画観てきましたー。
……Ａｔ　Ｗｏｒｌｄ’ｓ　ｅｎｄ．だったのね……世界の果てなのか終わりなのかは知らないし、多分どっちでもいいつーか、どっちでもアリなんだと思うんだけど、ややこしいっつーか、だから日本語訳てけとーな字幕やら邦題なんて嫌いだ。全部単純なカタカナにすればいいと思いやがって、ちっきしょー！！
……と、まあそれこそどうでもいいことを叫びつつ。
取り敢えず前半戦は人間関係とか結構ややこしいことになってて、海図というより観客は関係図か勢力図が欲しい。しかも自分でマッピングできるやつ。後半戦は大分すっきりしたので問題なかったのですがね。
うーん、でもそれを含めたとしても楽しかったぁ……いや、僕は海賊になりたいとか思わないけどね。船酔いするし、泳げないし？
詳しい感想はネタバレになるので続きへごー。

と、いうわけで続きです、はい。

取り敢えずたくさん居るジャック船長はなかなかシュールだと思った。なんか可愛かったけど。

思ったんだが、僕は映画だと混戦のシーンが好きだ。ＴＴＴのヘルムとかすげぇ好きだもん。今回の見所は、多分あのウィルとエリザベスの船上の、というより戦場の結婚式だと思うんだが、どうだろう。真剣で感動的なシーンであると思われるのに、どこかコミカルで素敵だった。ちなみに船上の結婚式とか言うとかなりロマンチックに思えるけれども、全然ロマンチックじゃない感じがしたのはどうしてだろう……。
あ、でもあれですね。エリザベスがバルボッサのことを呼んだとき、何故そのタイミングで呼ぶっ！？　と思ってしまった僕は要修行。そうそう、船長権限でも結婚式って執り行えるんですよね。

あー、あとそうだな……うん。最近そろそろ王子が海の上にいるのも慣れて来た。むしろあの冥府のほう？　のシーンで、星空を航海してる、みたいなシーン。あそこなんて、エアレンディルみたいで素敵だった。最高にクール。いいなぁ、エアレンディル。（違う）
てゆーか、最後はまだ人外魔境の不老不死種族に逆戻りですか、王子！　でも、その方がなんか嬉しいかもしれない。海の向こうで会える存在であることに変わりはないんだし、親子で一緒にいるのもいい。だけど、自分の息子はどうする。
決してすべてにおいて幸福な終わり、ではなかっただろう。だけど最善の選択の上での、彼らの話の終末ではあったんじゃないかなって、思うよ。

……あー、それで思い出した。
マンドスって、男だったんだね……しかも妻子ある……。立場的なものから言って、勝手に女だと思ってました。しかも元の名前ってか、まあ名前、ナーモなんて子猫の鳴き声みたいな可愛い名前じゃない。もう、本気で女の人だと思ってて……すいません。そして、海賊さんのお話のはずなのに、突発的に何箇所も指輪の話してすいません。でも、エアレンディルって絶対こんなだった、てか人間ってここまで綺麗なものなのか！！　って思ったのは真実です、信じてください。

……最後にちょこっとだけ話を戻すと、冒頭シーンの少年のソロから始まる海賊さんたちの大合唱がすげぇぞくぞくしてて格好良かったです。特に先陣切って歌いだしたあの少年。すごく綺麗な声で、可愛くて。他の人は、女の人も含めて低めのパートで歌っているのに、彼の声だけ高く聞こえた辺りも素敵だった。……３回くらい聞いたら、あの歌覚えられるかしら？　ヨーホーヨーホーしか覚えてないんだけど……。