薬屋さんは売ってませんでした。
むい……あれ、五日だよね、発売日。
って、メルマガに書いてあったんだけれども。
あ、でも『ハナシがちがう!』の続き『ハナシにならん!』の文庫が出ていたので買いました。
梅駆可愛いなぁ……
って、未成年だったんかい!!
(全力突っ込み)
……前回の内容は、あまり深く憶えてません。
でも、同い年とか、少なくとも二十歳は過ぎてたような気がするんだけど……そっか、未成年だったんだ……
話の内容如何より、その事実が衝撃です。
電車のなかで読んでたらおじさんに物凄い表紙ガン見されたんだけれども、なんだったんだろう……いや、そりゃ漫画絵表紙の文庫だけど……そんなにガン見される謂れはないんですけれども……本の中身が気になるなら言ってくれりゃいいのに、幾らでも語るから。(……)
そう言えば、先日時代屋さんに言った時に伊庭さんの……ええと、アレは法要か……? 朝涼忌というののチラシを頂いてきていたのですがそこに書いてあった「お志のある方は、当日花一輪または和歌一首をお持ち下さい。」ってゆーのがものっそいツボでした……花は普通ですが、歌! 確かに、こう言う時に供えるんだったら花か歌だよなぁ……と。でも、和歌はちょっとむつかしー……
行く、というわけではないんですが。
チキンなので、こういうのあんまり表立って参加できない。
こそっと遠くから眺めて楽しむくらいで丁度いい。
でも、気になるので知識は貪欲に求めます。
春日さんは天保の六年か九年か十五年生まれがいいと思います。
この三つの年は割とキャラ濃い、というかまあ、うん濃い人たちの生まれ年なので。でも、九年は濃いというか怖いです。人斬りの年です。軒並みここかよ、って感じで……あはは。
まあ、ただの希望なのでどうでもいいっちゃどうでもいいんですが。
休みを取ろうにも、上司が捕まりません。
どうしようってゆーか、どうしようもねぇ……
『贈友談話』のお話。
正確に言うと、相馬さんの名前の変遷(と年齢)のお話。
『贈友談話』によると、彼は天保十四年(又は弘化三年)生まれ。
……自分で自分の年齢があっちこっちしてるのはつっこむべきところなんでしょうか……「寅か齢僅に弐拾六なり」っていう記述(新島に流された頃、明治四年くらい)と「二十七年」って記述(牢屋にいたころの話で時代的にはこっちのが前、明治二年位か)があるんですけど……文末の「二十八」に関しては「弐拾六」と書かれている時からちゃんと二年経ってるので、別に構わない気がする。……それとも「二十七」って言うのは漢詩中の話ですから、なんか別の意味があるんでしょうか。二箇所で書いてある「天保十四年説」の方が強そうですね。そうなると一さんなんかより一個年上……年上……まあ考えてると頭痛くなるので年齢考は置いておくとして。
生まれたのは笠間藩。大名牧野家家臣船橋平八郎の子として生まれる。……これは、江戸詰めではなくて、笠間の方で生まれて育ったんですかねぇ……というわけで、一番最初の名前が「船橋太郎」。そして慶応元年(だと思う、多分)に脱藩して、何故か伊予松山藩へ向かいます。原田左之助の故郷ですね。そこで藩士の竹内某に使えて、第二次征長に参加……とは言っても前線には行ってないみたいですが。部下が三十人くらいいる「士司」という役職についています。天保十四年生まれだと二十二、弘化三年だとなんとびっくり十九才です。わお、年下! ……まあいいです。この頃、から「相馬主計」を名乗り始めているようです。新選組入ってから、じゃなかったんですね……その新選組への入隊はどうも慶応三年ころ、という説が有力です。少なくとも油小路には参戦している様子。「再還」とか「帰京」とか書いてあるので、もしかしたら松山に行く前に京都にはいたのかなぁ……という感じがします。そんで、時は流れて箱館へ。(早いな)
箱館には他に「主計」さんが他に二人もいたのでややこしいので「主殿」になりました(意訳)とあります。……そんなにややこしかったのか、とは思うのですが僕の苗字もかなりよくある苗字なのでその気持ちは判る。ただ、ここで思うのは下の名前なのにそんな不便を感じていたのか、ということです。もしかして、案外皆普通に名前で呼び合ったりしてた?いやまさか、そんなはずないよ、と思いつつ……それはそれで楽しいなぁ、と思うわけです。まあ、でも少なくとも同世代くらいの人たちなんかは名前で呼んでいたんだろうなぁ……
あと諱の方も「胤寅」から「胤貫」へ変わっているのかな。そんな記述が解説文にあったけれども、それなら文中で自分の事を「寅」とか言わないような気がする。
と、まあそんな感じで大雑把に分けて笠間時代(子ども時代って言っても良いかもね)が「船橋太郎」さん、脱藩してから新選組社中においてが「相馬主計」さん、箱館以降が「相馬主殿」さんになる、と。
そう、つらつら追っていって僕は思ったわけです。
「ちょっとまて「肇」はどこに消えた?」
と。
まあ、それだけと言えばそれだけなんですけれども。
というか、そもこの「肇」の名はどっから出てきたんでしょうね……謎だぁ……この人謎だぁ……
この手記もねぇ……反省の色が強くて、なんか益々もって只管ネガティブな人のイメージが……あ、あと笠間を後にした時の句が二つ、載っていましたね。全部カタカナでちょっと意味判らない、という部分があるのですが……
「キミトチゝ、ワカルオモヒハ、ユメタニモ、ナキヨノナラヘ、モノゝフノミチ」
「イザヨシヤ、タレシラナミト、ヒクシホニ、ナガレテイカデ、カナカワノヘニ」
……また海だぁ……
じゃなくって。
「カナカワノヘニ」ってなんなんでしょうね。ちなみに「ヘニ」のところは「ヘニ」と書く前に一度「オモ」と書いてあって斜線で引っ張って消して「ヘニ」にしてあります。「ユメタニモ」のところも「ナキモノオ」に線引っ張って「ユメタニモ」にしてあります。この「ユメタニモ」もちょっと意味がよく判らないのです。「ナキモノオ」だったらちょっと判る気がするんだけど……と言うか、なんだってまた書き直したのか……
やっぱり句だの漢詩だの、もうちょっと勉強しておけばよかったですかねぇ……知識って、どんなところで役に立つか判らない。(そりゃあね)
と、まあそんな感じでじびじび読んだ『贈友談話』の感想、みたいな……あはは。しかしこの史料もどれほど信憑性があるのか、というかやっぱり気になるのはどっから出てきたのか、って話ですね。ほんとに、どっから出てきたんだろう……なんというか、「他言無用」と言い残して死ぬような人が書くような物でもないような気がするし……とはいえ「寅談意して曰く」とか書かれると、なんか可愛らしいような気がしてどうしようもないし……ちなみに最後の一文「身に一疵無し」って言うのは自負のようなものっていうよりも自嘲よりな感じはする。だって宮古湾のところで「鎗疵被り」ってばっちし書いてるもん。それなのに「身に一疵無し」って言うのはやっぱり「三十三も戦に参加したっていうのに、疵一つも残らないで生き残ってしまったよ」みたいな、こう自嘲的響きを想像せずにはいられないんですけど……どう、でしょう。どうだろう、ね。
カズヌーヴさん(だったよね……)が「カツノブ」さんになってしまうそのセンスにもシャッポ置きたいですが。
未だに謎多き人な相馬さん。
でも、最近の僕の興味は春日さんの生まれ年とか、利三郎さんの出自とかに浮気気味です。春日さんはそんなにめっちゃ若かった、というわけでもなさそうだけどそんなに年でもないと思う……利三郎さんは美濃国旗本加藤平内領出身で「嘉市」さんって人だって書いてあるけど(うぃきに)それはどっから出てきた話?
調べ物は尽きない……調べてるうちが、楽しい……
……無印で売ってたずんだクッキーなるものを食べました。店頭で見かけたとき、ちょっと星隊長のことを思い出してうっかり買ってしまったです……甘いんだけど、ちょっとしょっぱくて美味でした。あんまずんだっぽい感じはしなかったですけれども……伊庭さんとか、こういう微妙な和洋折衷の菓子とか好きだと思います……菓子じゃなかったら、土方さんもなんとなくこういうチャレンジブルな新商品みたいなものって好きそうです……久保ちゃんみたく、好きなものはコンビニの新製品とか、いいそうじゃないですか、あの人……現代に生きてたら、絶対そういう不可思議な食べ物好きだよ、この人……
部屋中の服をとりあえずクローゼットに詰めてみて、思う。
そんなに数はないハズなのにね。
このコートと鞄の量はなんなのだ、と。
どう考えてもブラウスの枚数よりコートの類の枚数の方が多いというこの現実。
やや、絶望。
でも、新しい鞄が欲しいな。
斜めがけ機能は必須アイテムで。
大学ノート入るくらいのサイズでいいから、薄手。リュックになるようなタイプだとなお可。
桜庭一樹の新刊買いました。
昨日。
……駅の本屋さんに朝行ったら売ってたんだもの、普通買うじゃない。雨だったからちょっと後悔したけど。
んで、読んだ。
なんつーかこう懐かしいー。
てゆーかちゃんと完結まで進んでよかったー。
桜庭一樹の本はどうにも僕が見る限りふたつ、お話に種類があって。
一つは、赤朽葉とか、『私の男』みたいな、どっちかっていうと「女」のでろでろした感じのお話で。
も一つは、砂糖菓子とか七竈みたいな、本当に本当の「少女」の物語で。
お話の終わり方で言えば前者の方がどこか明るく突き抜けていて、途中は兎も角読み終わった後はそっちの方が気分がいいのだけれど。
僕はどちらかと言えば後者の方が圧倒的に好きなわけで。
あの、もの寂しいもの足りない、寂寥感というか焦燥感掻き立てられるような終わりかたする「少女」の物語の方が圧倒的に好きなわけで。
つまり、何がいいたいかって言うと、『荒野』は後者のパターンで、もの凄く好きだ、という話。
あと『荒野』には地の利がある。
荒野ちゃんたちくらいの頃、もう少し大きかったけど、僕らもあの辺りにいた。住み着いてた。いや、住んでないんだけど、確かに住み着いてた。単行本版にはなかったけど、アレが最初文庫で出たときにはね、地図がついてて。もうその時はネタでしかないような気が、したんだけれども。(発売当初、はしゃいでいろんな人に見せびらかして歩いていたから、記憶している方もまだいるだろう、多分)
学校の大きな窓から、観音様を目印に「あっちが荒野んち、あっちが神無月んち」なんて指差しては笑っていたわけだ。
だから、そう。荒野の乗り降りする駅っていうのはものすごーーーーーーーーーーく鮮明に、思い出せる、描き出せる、わけで。
少女時代っていうのと、その土地の部分で、ものすごおく、懐かしくなって。
電車の中で読むんじゃなかった、とちょっと後悔した次第。今でも、あの辺りの一部を通り過ぎながら暮しているからね。「ああ、この駅で神無月降りるんだ」って思ったらちょっとこう、ぶわっとね……でもあの駅、当時から比べて随分綺麗になりましたよね……もうほんと、驚くくらい……
……なんでもいいけど「やまのうち」ってあの辺りの地名であるよね、確か……そんな住所でしたよね、多分……あれ、やまのこしだったかな、でもそれは人名だったような気がする……まあどっちでもいいや。
そして、そんな本を売っていた本屋で見かけたポップに関する笑えない落とし噺を一つ。
「(個人的に)なおきしょうとあくたがわしょう両方あげたい」
……いや、無理だろう、それ。
大丈夫か、この店。
いや、店員。
でも、本屋だしやっぱり大丈夫かこの店。
平仮名で書いたのは、せめてもの自制心。(多分、僕の)
じゃあ何が違うんだって聞かれたら精々「なおきしょうとる本のがたのしい」くらいしか答えられないんだけど。
でも、違うことは知ってる、いちおう。
あたしはどこぞのひゅーまのいどいんたーふぇいす以下略か。
……こんばんは、ほびっとです。
箱館に行きたくて仕方ないのです。
九月か十月に一日お休みとって行こうかな……と思っていろいろ試算してみたら、一泊三日くらい(車中泊二回くらい、あれ4日?)の企画で、多めに見積もって七万か八万くらいでしょうか。
大きい男の子のお人形さんが欲しいんですが。
それを冬まで我慢すればいいよね……うん。
深夜バスはないみたいなので。
ここは浪漫な寝台特急で。(浪漫なのか)
小さい頃何回か乗ったことがありますが、あんなにわくわくする乗り物も少ないと思います。船と寝台特急は無限の浪漫な乗り物だと思います。遊覧船とか結構意味がなくても乗りたがります。室内にいると酔うくせにね、船が凄く好きなんです。フェリーとか乗ると、どんなところに連れて行くよりテンション高くて手のつけられない子どもと化していました。(ほら、フェリーはでかいから。はしゃぎ方も半端ねぇのよ)
飛行機は羽田まで行くのが面倒なので嫌です。
新幹線は時間の融通が利きません。
やっぱりここは寝台特急で。
でも、一人かぁ……誰か一緒に行きませんか、と呟いてみる。
とりあえず、休みたい旨を相談しないと。
めんどくさいな、社会人って。
学校だったらもっと気楽に休むのに。
でも、そのめんどくささの先に先立つ物があると思えば……!
妹が黒執事の新刊とモノクロームファクターのそこそこ前の新刊を買ってきたので読みました。
インド藩王国の第何十王子とかって、なじょしてみなしてあんなキャラなんで御座いましょう。
そしてどっちも前回読んだのが前な上に、然程真剣に読んでなかったらしくって、どうも、展開が……あはは。
憶えてない分、わけがわからない。特にものくろーむ。
……がんばろ。
すぐ拗ねるし不貞腐れるし意地張るし。
でも意地張り疲れるとまたすぐ甘えて照れて、指摘されると逆切れして……と、まあそんな感じで。
若干お前いい加減にしろよ、といいたくなるような。
そんな副長でした。
それを宥めるような感じな近藤さんが。
これまたべらぼうに格好良かったりして。
……なんてね。
ちくま文庫の日本文学かなんかのシリーズもので稲垣足穂が出てたので買った。
今半分くらい読んだとこ。
満員電車のなかで「フェイバリット」が始まっちゃって、内心物凄くびびった。
いや、別にいいんだけど……いいんだけど。
人間が密集してる所で読む話ではないわな、あれは。いろんな意味でくらくらする。
でも、面白いのよ足穂。
ふぁんたじー絡みで、幻想小説とはなんぞや? って話になって。
先生に紹介されて以来お気に入りの一人です。
写真集、じゃないな。なんか大きな図鑑みたいな本もあって。
そういうの欲しいなぁ、と思いつつも。
大判の本は綺麗にしまっておくのがむつかしいからね、と諦める。普通の本なら気にしないけど、ああいうタイプの本は綺麗にしときたい。
なんでもいいけど、この人の話読んでるともの凄くコンペイトウが食べたくなるのはあたしだけですか? かすていらとかでもいい。なんか、こう和菓子のようでいて全然違う、べたりとした甘さのお菓子が食べたくなる。でも、そう。ケーキとかではなくて。砂糖の塊という共通点はあれど、飴ちゃんとかもモチロンちがくて。
やっぱりコンペイトウ、かすていら。わたがしでも、いいかな。そういうものが食べたくなる。
飲み物は当然濃い目のココアで、ひとつよろしく。
星隊長の日記を読了しました。
……春日さんと利三郎さんの件は、そんなに印象的だったのでしょうか、隊長……
あと、意外と詩人っすね、隊長……意外ととはなんだ、とか言って殴られそうですね。あの辺にいる人たち、みんな、さらっといろいろ詠ったりしますもの。やっぱり、詩歌もある程度基礎教養だったんでしょうかねぇ……平安ほど、メジャーでなくても。それでも皆さん辞世の句など詠める程度にはやってらしたわけで……
もうちょっと真面目に勉強しておけばよかった、と思う今日この頃であります。
まあ、なんて判り易いタイトル。
ってゆーか、この人の新選組絡みの本はタイトル見れば誰が主人公なのか一目瞭然なのでありがたいです。
んで、読んでの感想がタイトル。
「腐った魚」と迷いました。
なんつーか、もうこの人たち楽しすぎる……
ちなみにどかん、どかんと言ったのは利三郎さんです。小さい子たち相手に本物の大砲けしかけて遊んでます。お陰で甲子太郎さんたちに大砲鋳かけようとしてた副長の毒気も抜かれました。わざとだったらちょっと怖い。多分五分後くらいに副長の剣幕に押されて固まってた相馬さんが叱りに来ると思います。(妄想) あ、いやどこかの縁側みたいなところから呆然とその光景を眺めてるとか、頭抱えて座り込んでるとかでもいい。(いいのか) 相馬さんと利三郎さんもちょこちょこ顔を出すのですが(特に後半戦)二人が戦争ではなくて、ちゃんと小姓仕事をしているのが何とはなしに可笑しいです。おかしいというか、嬉しいというか……そう言えば『いつの日が還る』でもほんのワンシーンだけセットで出てきますね。ここでもちゃんと小姓仕事をしてました。そして利三郎さんの半身発言とかね。でも、なんかそれで各々局長と副長についていくっていうのはなんかこう、浪漫だよなぁ……と思います。その決意を踏まえた上で二人の最期を考えると、ちょっともうなんか涙でそう……
それぞれのキャラのイメージが僕の好きな源さんの事件簿からはちょっと遠いかも、だけれど往きてまたや平助の話とは繋がっている感じがしました。新さんと平ちゃんのトムとジェリー的な追いかけっこも健在。ホント、どうしてそうなっちゃうのかなぁ、君たち……でも楽しいので良いのです。
楽しいといえば意外と楽しかったのが高台寺の伊東一派。いや、結構切羽詰った場面だとは思うんですけどね……「(ずるそうって……)」みたいな甲子太郎さんの述懐とか、腐った魚持って来い発言とか、ホント君たち意外とアットホーム過ぎるから! もう電車の中で読んでて笑いを堪えるのに苦労しましたよ。
最近、ちょっと甲子太郎さんが楽しいです。いや、楽しい……? いや、うん。今回の本でも、なんか好きな感じの人になっていたのですが、ツボだったのが先日相馬さんに負けて購入した花柳剣士伝のアンソロにいた甲子太郎さん。なんというか、お兄ちゃん……! 兄上とか兄様とか、そういう時代がかったイメージでなく、三樹三郎に対する態度が、正しくもうこれお兄ちゃん!って感じで、いやはや、好みだわぁ……
最近、ちょっとしたテレビ番組にはまりました。珍しくバラエティー。とはいえまだ二回しか見てないし、番組名も忘れたのですが。日本史史上起こった事件、というかどちらかと言えばゴシップ要素の強い事件を取り上げて、ワイドショーなんかの特集風に紹介する、というような番組です。手放しで面白ってわけじゃないんですけど、匿名が「甲さん乙さん……」なのとか、リポーター風なお兄さんが持ってる竹製のマイクとか、そのお兄さんが現代のテレビ画面に向かって語りかけるような具合になると、背景にいる人が硬直するところ(静止画じゃなくて、多分じっとしてるだけだと思う)とか、そういう地味ぃなところがツボです。楽しい。
とりあえず、史料のファイリングは保留。
文房具屋の帰りに本屋に行った。ふらふらと普段はあまり見ないアンソロ系の棚の前で幕末恋華花柳剣士伝のアンソロを発見。前に観たときはやっぱり出たんだと思っただけで手にとらなかった。
今回はマイブームにまかせて手にとってみた。
のが完全なる運の尽き。
裏表紙のしかめっ面相馬さんにやられて、もう棚に戻す事は出来なくなりました。(……)
おうちに帰って読みました。
相馬さんがメインにきている話は何故か利三郎さんもメイン。(と言うかタイトルが利三郎さん)
やっぱりセット扱いな二人。
ってゆーかのろ……まふらー……もぐりこみ……
悪夢に魘されそう。
冗談です。大変美味しく頂きました。
利三郎さんがゲーム中攻略キャラでもないのにやたらと人気な理由が判った気がする。アレ、あのキャラであぼるたーじゅではそりゃ、人気も出ますさね。
でも、親友ってより相棒って言って欲しいなぁ……「よう相棒」「やってくれたな相棒」ってやりとりがね、この二人にもよく似合う気がする。どうよ、謹慎先に送られたのを脱走してきて相馬さんに向かって「よう相棒」っていう利三郎さんとか。(勝手に言ってろ)
やばいなぁ、ゲームやりたくなってきた。
もうこの際相馬さんだけでもいいから!
あ、いや、陸奥さんにも興味はある。だって書生さん……!!
財布が壊れたのを直したので部屋中になんか金属が溶けたようなにおいがします。接着剤……なんというか、とてもくさい。今の財布を気に入っているので直した、というわけではモチロンなくて。接着剤ならまあ高くても200円くらいで済みますけれど(そんなに本格的に直すわけじゃないからね、はがれたがま口引っ付けるだけだから)財布買うと高いんですもの。
史料をたくさん入手、ほくほく。でも、この山全部読むのか、と思うと流石にめげたくなるかもしれない。大体スーパーのビニール袋、普通に買い物すると二つくらい貰えるサイズの袋いっぱいの本と史料。オール幕末。集めた自分も自分だけど、こんなにあるという現状もまた恐ろしい。しかも焦点は戊辰から明治、幕府側に限ってるのにね! 倒幕派も加えたら、どれだけの量になるか……恐ろしくて考えたくありません。
複写をお願いした時に。
今までひっかかったことないところで引っ掛かって(著作権に)。でも、今まで引っ掛からなかったのはなんでかなぁ……って考えてて。
家につく間際にようやく気付きました。
そうだよ、著作権切れてるんじゃん。
解説部分かなんかのトコだけが引っ掛かったらしくって、なんかややこしいことになっちゃいました(あんまりややこし過ぎて自分でもよく判らない上に、解説も上手く出来ないのだけれど、要するに史料の方は全文(本の全文ではないですよ、その史料の全文です)複写できるのに、解説を含めると途端に出来なくなるのはなんでかなぁ、って思ってた次第)。カウンター混んでたのにごめんなさい……
入手してきたのは人見さんの履歴書(って書いてあったんだけど何故履歴書)、星隊長の日記、大野さんの日記(最近どんな人なのか物凄く気になる大野さん。相馬さんとは仲が良かったのかなぁ……)に大鳥さんの獄中記! 獄中なのに、伊庭さんの日記と並んで何故か愉快性が高いらしい記録。あと、ぱらぱら捲って目に付いた宮古湾の記録なども複写してもらいました。
読むのが楽しみです、うずうずします。
でも、その前にファイルを買ってこなければ……
帰りに買ってくる予定だったのですが、暑くてめげました。
うん、今日は一日暑かった。
国立国会図書館周辺は、江戸城のすぐ側なモノで、あの辺り歩いているだけで、結構いろんな旧所の類を見かけることが出来て楽しいです。なので行くといつもついうろうろしています。迷子になっている、という説もありますが、ついふらふらと看板見つけると近寄ってしまうから迷子になるのです。
でも、あんまりうろうろしていると、其処彼処に立っている警官さんの目が怖いです。
そうそう、お昼に図書館六階にある食堂でざる蕎麦食べました。三百円也。美味しかったです。蕎麦湯までしっかり頂きました。(だってご自由にって書いてあるから……!)
食堂では何故か『篤姫』放送中で(何故っていうか再放送だろうよ)将軍が出てきたら噴出さない自信がなかったので、あんまりゆっくり食べれなかったのが残念です。
他、函館の、否箱館の古地図なんかも見ました。なるほど、確かにあれは弁天台場孤立するわけだ……
あと、帰りに時代屋っていう本屋さんに行きました。歴史小説、時代小説なんかをよく扱っている本屋さん、とのことです。だから行ったんですけれども。確かにたくさんありました。でも、もっとこう専門店みたいな雰囲気なのかなぁって思ったらそうでもなかったっていう。二階のお土産物屋さんっていうかグッズ屋さんみたいなのの方が面白かった……なんというか、いろいろ素晴らしいわ、発想が……
杉浦日向子の『一日江戸人』って本に載ってた沢庵を使ったおつまみを作ってみた。酒がなかったので、お茶(しかもいえもん)で食べた。ちょっとしょっからかったけれど、美味しかったです。「そんな塩気のきかねぇもんが食えるか」とか言う副長はこういう味好きだと思います。
あと、源さんの事件簿に出てきた豆腐のお料理らしき豆腐料理の作り方の詳しい所も載っていたので、明日辺り早速試してみようかと思います。
で、一日の総まとめ。
地下鉄の駅で遭遇した駅員さんがめっちゃ早口のちょっと伝法、というかいわゆるべらんめぇ口調みたいな雰囲気で、要するに、上記『一日江戸人』に書かれてた江戸っ子っぽい喋り方をしていてたいそう萌えました。(ぇ)
でも、1文節につき3音くらいしか聞き取れない……
出だしと下の句は割と簡単に覚えられるんですけれど。
その二つの間のところがなかなかどうして、いつも覚えられないって言う……
今日は日中気を抜くとすぐ「ああ、弁天台場が……」とか「伊庭さん、春日さん……」とか思考がぶっ飛んで大変でした。
……あ、いつもか。
e本で頼んだ本がどっちゃりと近所の本屋に届いた、というので初給料で計10冊買った。家に着くなり早速杉浦日向子の『合葬』を読んだ。おおお、春日さんだーvvv なんかしかし、あれですね。登さんが描いた絵姿がそのまま漫画になったような絵柄ですね。
朝にはそれとはまた別の本屋で薬屋探偵の文庫の新刊買った。……あのオールバックの人は座木さん……? ちょっとあの巻内容よく覚えてない。(ぇぇぇ)
あと『いつの日か還る』を読んでる。
力さんこと島田魁さんが主人公のアレ。
買った当時は(ほら、大河絡みで丁度いろいろ出た時期にはまったからさ。もう読むも読まないも関係なくいろいろ買ってたんだよね)どうもこの人の史実の部分があんまり好きではなかったんだが。(史実は史実で大事だと思うし、というかそれがなければどうしようもないことは判っているのだけれどやはし小説に組み込まれるのはどうもね)最近、ちょっと考えを改めて「90分経ったら息絶えてもいいから、授業だと思って読め(ってゆーか絶えるのかよ)」を合言葉に頑張って読んでたら、なんだか楽しくなってきた次第。とゆうか、のべつ幕無し史料とか変な解説本とか読むより判り易くていいんじゃねぇ?
なんというか、まあ。
力さんと新さんの二人組みが楽しくて。
兄弟と言うか、幼馴染みたいな、感じ? 時によりどっちが年上か良く判らなくなっちまうのがまた……いい!
新さんが手を振るシーンで負けました。机に突っ伏してそのまま30秒くらい動けなんだ。新さん、ちょっとそれ反則……!
そうやってプルプルしていたら、お茶を零した次第。
無論、本は死守しましたが、おにぎりが水没しました。まあ、食えるので問題ないです。
そんなことより本が濡れなくて良かった。
雨の日に携帯や服が濡れるのは気にしなくても、本が濡れるからと傘をさし、それなりの防水の利く鞄を持つ。そんな女です、はい。
この人の書く相馬さんをも少し読んでみたいな、と。
それでも結局そこに思考が流れ着くわけであります。どかな、贈友談話がらみでなんか出ないかな。
そう言えば、贈友談話って、結局どこから発見されたものなんでしょうね。烝さんの日記なんかは、なんでも預かりものだった葛かなんかの中から偶然出てきたっていうんで、浪漫があるんですが。どっから出てきたのかねぇ、あの冊子は……なんか、読み進めるうちにどんどん相馬さんの脳内イメージがブレていく、不思議なお話。
日野の新撰組祭を観に行ってきました。一緒に行く予定だった方に急遽予定が入ってしまったため、あいも変わらずロンリーほびっと! なんでふらふらと気の赴くままに行くとよい日和なのに、予定を立てて行こうとするといつも悪天候なのでしょうか、日野ってば! (前回はものすっごい大雪だった)
まずは高幡不動の方から巡ります。ぼんやりとパレードを追い駆けつつ、あちこち回る予定でしたが、折からの雨により午前中はパレード中止! とのことでした。残念。でも、その分準備中の慌しさといいますか、こう方向性はこれ以上ないほど定まっているのに具体的には何一つ纏まっていない若者集団的な、ざわざわとした雰囲気があってそれはそれで楽しかったです。準備中のパレードに参加される隊士の皆さんを横目で観察しつつ、ぼんやりと立ち尽くします。ぼんやりしてるように見えますけれども、あちこちにだんだらは見えるわ、旗は立っているわで既にテンションゲージは振り切れています。にやにや笑いたくなるのを隠せない自分が気色悪い!
と、思いつつぼやぼやしていたら目に飛び込んできた三つのハート! おっと間違い、『旗艦開陽丸』の旗! 願ふことあるかも知らず火取り虫! とでもいわんばかりにふらふらと引き寄せられます。ちょっと、大鳥さんカッコいいんですけどー!! と、いうわけで函館新政府組、といいますか蝦夷新撰組の扮装をしている集団に遭遇。どうも、団体でエントリーされてた方たちらしいです。ちょっとロマンスグレー入ってて母を慕う赤子というかむしろ「お父様」と呼びたい雰囲気の素敵な陸軍奉行並を筆頭に、もう最近の僕のマイブーム真っ只中な方たちがすぐソコに! 特に野村さんが! 女性だったんですけれども背がすらっと高くていらして、どこにいても目立つしカッコいい!!
洋装の土方さんに気付いての写真撮影攻勢が止むと、何故か彼らは開陽丸のパンフレットを配っていました。何か関係のある方たちだったのでしょうか? 私も立川さんに一部頂きました。
んで、まあ雨とのコトでパフォーマンスなんかも室内で行われていたのですが、どうも熱気が酷くて……人も多くてふらふらしだしたので一旦外へ。
出たらまた愉快な光景が広がっていました。
写真を撮り合いっこする相馬さんと安富さん! というか、一生懸命安富さんにポーズをつけさせている相馬さん! 楽しいのでぼんやりしつつ、そのまま観てました。怪しい人でごめんなさい。ちなみに、その後その場所に大野さんなども加わり写真を撮っている所へ通りかかった土方さん。何方かの頭をピストルで狙い撃ち!一枚だけそんな悪戯めいた写真を撮ってまた颯爽と去っていきました。 この土方さん、優しげなだけでなくとてもお茶目な方らしく、写真をお願いされるとピストルを抜いてポーズを決めたり、ピースしながらおどけてみたり……ととても楽しそう。というか、皆さん仲が良さそうで、なんかあの人たちも函館でこんな風に賑やかに楽しげにやっていたのかなぁ……と思うと眼福、眼福。そんな楽しげな光景にすっかり元気になったので、少し早いですが高幡不動を離れ、本日の主目的、和泉守兼定(の刀身)を見るべく資料館へ! 寒かったのでモノレール乗りました。
資料館は凄い人でした。さり気なく三度目なので、他の展示品は横目で見つつ、室内を5周ほどして、色々な角度から刀を見ました。なんというか、まあ綺麗と言うか怖いというか……人垣の隙間から見たので余計目にそう思ったのかもしれませんが、これが味方ならば確かに美しく頼もしいものでしょうが、敵としてこう人の間に垣間見てしまったらさぞ恐ろしかろうなぁ……と思いました。
そして、今回は虎鉄も特別展示されていました。こちらは随分ごつい感じ、といいますか……そうですねぇ、斬られそうで怖いというか、殴られそうで怖い感じ。随分分厚でぎらぎらした、癇の強そうな子、と思いました。使うの難しそう……兼定は使うのめんどくさそう。(どんな感想だ)
そして命日ですし、折角なのでお墓参りも。礼法の教科書で復習した内容に則ってしっかりお焼香を上げてきました。そして、その場所でまたちょっとした嬉しい遭遇がありました。石田寺の入り口になんかバンがとまっているなぁ……と思っていたら、そこから降りてきたのは今年のミスター土方さんと局長、沖田さん、井上さん。丁度お墓参りをされるのに行き会ったわけですね。パレードの時は人も結構すごいし、そうでなかったら大体写真撮りたい人たちに囲まれている方達なのでなんというか、間近で見られて幸せでしたv
それから、午後のパレードを見るために日野駅方面を目指します。お腹がすいたので、ミスドでカロリーと糖分を補給。八坂神社にも立ち寄って、額とあと大河で土方さんを演じた山本さんの絵馬を見ました。絵馬はちょっと、なんか、所在なさげにぶらさがっていて。でも「2004年の土方歳三」っていうのは個人的にかなりツボな表現でした。カッコいいなぁ……ってゆーか、もうそんな昔のお話なのですね……もっと最近のような気がするのですけれども。ほんに、月日が経つのは早いものよの……
それから、いなげやというスーパー? の前でパレードとパフォーマンスを観ました。……観たって言うのかな、アレ……物理的によく見えなかったんだけど……馬もいましたし、鉄砲撃ってたりとかしたりしてて、楽しい! いやあ、ああいう隊列は見ているだけでわくわくしますねぇ……っ!
あんまりワクワクしすぎて、タダでさえ振り切れていたテンションゲージがぐるっと一回転して更になんだか創作熱に浮かされてきたので、その後のパレードやらコンテスト結果発表やらは見ないで帰りました。でもなんかもーお腹一杯です。なんか楽しそうな蝦夷新撰組を演じていた方たちの様子を思い出すだけで向こう一年分くらいの退屈が潰せる気がします。
そんな、一日。長かった……
読みにくいレポートでごめんなさい、メールを頂いた頃は、丁度浪漫を噛み締めつつ甲州街道を歩いていました。(私信)
(だからメールにはメールで返せよ……)
……そうそう、今僕はこれを書きながら『篤姫』を観ているんですけれどもね。
なにしてんの、しょうぐん……(いろいろとショック、かも知れない……)
06 | 2025/07 | 08 |
S | M | T | W | T | F | S |
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