忍者ブログ
概ね日付が変わる頃書いているので昨日と今日の境目がおかしい。幕末と人形と文学的な何かを愛している。
[265]  [264]  [263]  [262]  [261]  [260]  [259]  [258]  [257]  [256]  [255
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

秋山香乃著の『近藤勇』を読みました。
まあ、なんて判り易いタイトル。
ってゆーか、この人の新選組絡みの本はタイトル見れば誰が主人公なのか一目瞭然なのでありがたいです。
んで、読んでの感想がタイトル。
「腐った魚」と迷いました。
なんつーか、もうこの人たち楽しすぎる……
ちなみにどかん、どかんと言ったのは利三郎さんです。小さい子たち相手に本物の大砲けしかけて遊んでます。お陰で甲子太郎さんたちに大砲鋳かけようとしてた副長の毒気も抜かれました。わざとだったらちょっと怖い。多分五分後くらいに副長の剣幕に押されて固まってた相馬さんが叱りに来ると思います。(妄想) あ、いやどこかの縁側みたいなところから呆然とその光景を眺めてるとか、頭抱えて座り込んでるとかでもいい。(いいのか) 相馬さんと利三郎さんもちょこちょこ顔を出すのですが(特に後半戦)二人が戦争ではなくて、ちゃんと小姓仕事をしているのが何とはなしに可笑しいです。おかしいというか、嬉しいというか……そう言えば『いつの日が還る』でもほんのワンシーンだけセットで出てきますね。ここでもちゃんと小姓仕事をしてました。そして利三郎さんの半身発言とかね。でも、なんかそれで各々局長と副長についていくっていうのはなんかこう、浪漫だよなぁ……と思います。その決意を踏まえた上で二人の最期を考えると、ちょっともうなんか涙でそう……
それぞれのキャラのイメージが僕の好きな源さんの事件簿からはちょっと遠いかも、だけれど往きてまたや平助の話とは繋がっている感じがしました。新さんと平ちゃんのトムとジェリー的な追いかけっこも健在。ホント、どうしてそうなっちゃうのかなぁ、君たち……でも楽しいので良いのです。
楽しいといえば意外と楽しかったのが高台寺の伊東一派。いや、結構切羽詰った場面だとは思うんですけどね……「(ずるそうって……)」みたいな甲子太郎さんの述懐とか、腐った魚持って来い発言とか、ホント君たち意外とアットホーム過ぎるから! もう電車の中で読んでて笑いを堪えるのに苦労しましたよ。
最近、ちょっと甲子太郎さんが楽しいです。いや、楽しい……? いや、うん。今回の本でも、なんか好きな感じの人になっていたのですが、ツボだったのが先日相馬さんに負けて購入した花柳剣士伝のアンソロにいた甲子太郎さん。なんというか、お兄ちゃん……! 兄上とか兄様とか、そういう時代がかったイメージでなく、三樹三郎に対する態度が、正しくもうこれお兄ちゃん!って感じで、いやはや、好みだわぁ……

最近、ちょっとしたテレビ番組にはまりました。珍しくバラエティー。とはいえまだ二回しか見てないし、番組名も忘れたのですが。日本史史上起こった事件、というかどちらかと言えばゴシップ要素の強い事件を取り上げて、ワイドショーなんかの特集風に紹介する、というような番組です。手放しで面白ってわけじゃないんですけど、匿名が「甲さん乙さん……」なのとか、リポーター風なお兄さんが持ってる竹製のマイクとか、そのお兄さんが現代のテレビ画面に向かって語りかけるような具合になると、背景にいる人が硬直するところ(静止画じゃなくて、多分じっとしてるだけだと思う)とか、そういう地味ぃなところがツボです。楽しい。

拍手

PR
この記事へのコメント
name
title
color
mail
URL
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字

secret(※チェックを入れると管理者へのみの表示となります。)
この記事へのトラックバック
TrackbackURL:
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
ブログ内検索
最新CM
[01/15 ラフェア]
[12/08 BlogPetのしゅーちゃん]
[12/01 BlogPetのしゅーちゃん]
[11/30 ジョージ]
[11/29 ジョージ]
最新TB
プロフィール
HN:
Ruin.duin.
性別:
非公開
自己紹介:

バーコード
Twitter
Copyright © dAy of Rd All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  Material by ラッチェ Template by Kaie
忍者ブログ [PR]