『乱鴉の島』読了しました。これ、全制覇? 制覇っ!?
(聞くな)
ラストのアリスさんの独白がすごく綺麗で……とても気に入りました。有栖川先生の文章って基本的に何時もシンプルで……無論アリスさんと火村先生とか、鮫やんと森下くんとかの軽口みたいなのは面白いんですが……基本的にあの決め台詞的存在ってのが判り辛いでしょう? 淡々としていて、確かにうまいこと言ってて時々ふうわりと記憶のなかから浮かび上がってくるのだけれども、何故か書き留めておくみたいなことにはあんまりならない。そんなことしなくても、無意識にに記憶に沁みていくから。はっきりとした文章の形じゃなくて、その時見えた心象風景みたいなものなんですけど。でも、それが総てをあらわしている、みたいな感じで。
だけど、時々本当に綺麗で印象的で、それこそ本当に書き留めなくても文章そのものを忘れないような文章がある。そしてそれは不思議なことにセリフとかでなくで文章なんですよね。まあ、それはアリスさんの一人称な所為なのだろう、と勝手に思ってるのですが。
(そして稀にそのシンプルさが欠点になる時もあるのだけれど)
んで、まあそれが今回ラストの2行でした、というような、そんなお話。
しかしながら話のメインテーマといいますか、まあその島そのものの謎っていうのが物凄く苦手な話題でひーひー言いながら読んでました。すごい不安定になる……でもね、僕としてはアリスさんと同意見で一瞬でいい、一瞬がいい人間なんだけれども、ああいう一見うつくしい使い方ならクローニングもちょっとアリかな、って思ったの。やっぱり苦手でひーひー言いながらだったけど、それでもそういうのなら居てもいいかも知れない、ってね。
しかしフォミクリーといい今回といい、苦手なものも続くときは続くものね……ふぅ。
それはなんとして、ようよう作家アリスシリーズを読み終えた(らしい)ので学生アリスシリーズに取り掛かろうかと思います。はてさて、今度はどんな世界が待っているのやら……。何と言うか今の勢いならキャラがダメでも「レインツリーの国」のように、それだけでワクワクして読みきれる自信があります。
当時の若者文化について、また判らなければ母に協力を仰ぐとして……。
ところで父が仕事の出張でマレーシアに行くらしいです。
……んなろ、羨ましい。(苦笑)
父は今現在関西で一人暮らし中なので、そのマレーシア行きの期間に部屋を借りて、夕陽ヶ丘探検したいなぁ……と脳内画策してる最中なんですが……まあそんな遊んでる暇ないんですけれどもね。でも見てみたいじゃないですか、やっぱり。
じゃなかったらかあさまに裏磐梯スキー旅行をねだってみたりして……でもそれよりあたし平泉に行きたい。旅に出たいなぁ……廃墟探検でもいいや。
与太話はいいとして。
いわゆる探偵小説におけるワトソン役ってものすごい孤独だと思うんですよ。……まあ僕が知ってるワトソン役なんて、精々アリスさんと藤崎さんくらいなんですけれども。
その探偵さんが凄くて、そしてがけっぷちに立っていればいるほど、それを見つめ続けるワトソンくんの孤独って言うのは、ね。その背中っていうのはとても優しげで、でも凄く寂しいと思うわけです。それに凄く緊張している。探偵さんが崖から落ちかけたらなんとしても助けようと手を伸ばさなきゃいけないから。それでも、なんでそんなところに居るのか聞くこともできない。もし聞いたら、自分でその探偵さんの背中を押してしまうかもしれないから、或いは逆に近すぎてとても聞けないから。大体探偵さんだって言わないでしょう、近しい人をそんな一緒に崖に立たせてしまうような「告白」なんてしないでしょう。
だからその姿を見つめ、見守り続けるワトソンくんはとてもとても孤独だと思うのです。
まあ、これも与太話ですが。
(聞くな)
ラストのアリスさんの独白がすごく綺麗で……とても気に入りました。有栖川先生の文章って基本的に何時もシンプルで……無論アリスさんと火村先生とか、鮫やんと森下くんとかの軽口みたいなのは面白いんですが……基本的にあの決め台詞的存在ってのが判り辛いでしょう? 淡々としていて、確かにうまいこと言ってて時々ふうわりと記憶のなかから浮かび上がってくるのだけれども、何故か書き留めておくみたいなことにはあんまりならない。そんなことしなくても、無意識にに記憶に沁みていくから。はっきりとした文章の形じゃなくて、その時見えた心象風景みたいなものなんですけど。でも、それが総てをあらわしている、みたいな感じで。
だけど、時々本当に綺麗で印象的で、それこそ本当に書き留めなくても文章そのものを忘れないような文章がある。そしてそれは不思議なことにセリフとかでなくで文章なんですよね。まあ、それはアリスさんの一人称な所為なのだろう、と勝手に思ってるのですが。
(そして稀にそのシンプルさが欠点になる時もあるのだけれど)
んで、まあそれが今回ラストの2行でした、というような、そんなお話。
しかしながら話のメインテーマといいますか、まあその島そのものの謎っていうのが物凄く苦手な話題でひーひー言いながら読んでました。すごい不安定になる……でもね、僕としてはアリスさんと同意見で一瞬でいい、一瞬がいい人間なんだけれども、ああいう一見うつくしい使い方ならクローニングもちょっとアリかな、って思ったの。やっぱり苦手でひーひー言いながらだったけど、それでもそういうのなら居てもいいかも知れない、ってね。
しかしフォミクリーといい今回といい、苦手なものも続くときは続くものね……ふぅ。
それはなんとして、ようよう作家アリスシリーズを読み終えた(らしい)ので学生アリスシリーズに取り掛かろうかと思います。はてさて、今度はどんな世界が待っているのやら……。何と言うか今の勢いならキャラがダメでも「レインツリーの国」のように、それだけでワクワクして読みきれる自信があります。
当時の若者文化について、また判らなければ母に協力を仰ぐとして……。
ところで父が仕事の出張でマレーシアに行くらしいです。
……んなろ、羨ましい。(苦笑)
父は今現在関西で一人暮らし中なので、そのマレーシア行きの期間に部屋を借りて、夕陽ヶ丘探検したいなぁ……と脳内画策してる最中なんですが……まあそんな遊んでる暇ないんですけれどもね。でも見てみたいじゃないですか、やっぱり。
じゃなかったらかあさまに裏磐梯スキー旅行をねだってみたりして……でもそれよりあたし平泉に行きたい。旅に出たいなぁ……廃墟探検でもいいや。
与太話はいいとして。
いわゆる探偵小説におけるワトソン役ってものすごい孤独だと思うんですよ。……まあ僕が知ってるワトソン役なんて、精々アリスさんと藤崎さんくらいなんですけれども。
その探偵さんが凄くて、そしてがけっぷちに立っていればいるほど、それを見つめ続けるワトソンくんの孤独って言うのは、ね。その背中っていうのはとても優しげで、でも凄く寂しいと思うわけです。それに凄く緊張している。探偵さんが崖から落ちかけたらなんとしても助けようと手を伸ばさなきゃいけないから。それでも、なんでそんなところに居るのか聞くこともできない。もし聞いたら、自分でその探偵さんの背中を押してしまうかもしれないから、或いは逆に近すぎてとても聞けないから。大体探偵さんだって言わないでしょう、近しい人をそんな一緒に崖に立たせてしまうような「告白」なんてしないでしょう。
だからその姿を見つめ、見守り続けるワトソンくんはとてもとても孤独だと思うのです。
まあ、これも与太話ですが。
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